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詩篇 119:105

創世記3:1-4、(サタンの噓)

投稿者
tbic
投稿日
2025-03-02 20:11
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創世記3:1-4、『1.さて蛇は、神である主が造られた野の生き物のうちで、ほかのどれよりも賢かった。蛇は女に言った。「園の木のどれからも食べてはならないと、神は本当に言われたのですか。」2.女は蛇に言った。「私たちは園の木の実を食べてもよいのです。3.しかし園の中央にある木の実については、『あなたがたは、それを食べてはならない。それに触れてもいけない。あなたがたが死ぬといけないからだ』と神は仰せられました。」4.すると、蛇は女に言った。「あなたがたは決して死にません。」』

まず、今日の本文に出る蛇を装ったサタン(悪魔)の起源を説明したいと思います。

人間を創造する前に、神は天使たちを造っていました。その目的は様々ですが、まず神に仕えるために、また後に創造されることになる人間に仕えるために、そして神を賛美したり、神からのメッセージを人に届けたりする目的で天使たちを造りました。

そしてすべての天使たちの長として君臨していたのがルシファーでした。しかし彼は自分に与えられた権力の大きさのゆえに高慢になり、自分こそ偉大で神の位置に立つべき者だと考えたのです。彼は神に離反し、敗れ、地上に落とされました。そしてその時、天使たちの三分の一を引き連れていったと考えられています。だから三分の二は天使のままです。つまり堕落した天使(悪霊たち)に対して、二倍の数の天使がいることになるはずです。

結局、天使と悪魔(悪霊)は、元を同じくする存在なのです。天使は羽の生えた赤ん坊のような格好で、悪魔は黒ずくめの服を着て、しっぽが生えた痩せぽちだと思ってはなりません。天使と悪魔は、とても似ていて似通っています。コリント第二11:14「しかし、驚くには及びません。サタンさえ光の御使いに変装するのです。」だからこそ、多くの人々が悪魔に騙されているわけです。

この悪魔と悪霊は一度敗れたのですが、完全に滅ぼされたわけではありません。聖書の時代から何度も何度も現われて、人を陥れてきました。まず今日の本文のように、人類が堕落する原因となった、エデンの園でのアダムとエバの誘惑を試みたのが悪魔です。また、イエスさまが40日断食したときも、「あなたが神の子なら、この石がパンになるように、命じなさい。」と誘惑しました。

そして現在、悪魔が世界中で悪霊を指揮して行っている作戦は、私たち人間が神に近づかないようにすることです。悪魔も霊的な力を持っていますから、病気を治したり、過去や未来を言い当てたり、商売を繫盛させたり、奇跡を行うことができます。

しかし考えなければならないのは、その行き着く先です。悪魔が人間によくしてくれるのは、どうしてでしょうか。それは、私たちを滅びに引きずり落とすためです。一時的なものを与えることによって、永遠のものを奪うこと、それが悪魔の本当の狙いです。

結局、悪魔の行き着く先は地獄です。黙示録20:10、「そして、彼らを惑わした悪魔は火と硫黄との池に投げ込まれた。そこは獣も、にせ預言者もいる所で、彼らは永遠に昼も夜も苦しみを受ける。」悪魔、悪霊たちは、そこへ私たちをも、引きずり込もうとしているわけです。だから、悪魔(サタン)に騙されないように、彼らの嘘を見極めたいと思います。

1.サタンの一番目の噓 : 御言葉に対する不信です。

今日の本文、創世記3:4で、サタンは言いました。「あなたがたは決して死にません。

この言葉を今日クリスチャンの生き方に適用すれば、洗礼を受けて教会にも出席する信者ですが、肉の欲望のままに生きる人は結局、どうなるのでしょうか。

私は今、生まれ変わった(ボーンアゲインした)信者たちを言っているのですが、彼らは自分たちが今どう生きるのか、あまり注意せず、続けて肉の欲望のままに生きる人々を指しています。

ローマ人への手紙8:13にも同じ御言葉が出てきます。この御言葉は、確かに生まれ変わった信者に語った御言葉です。なぜなら、その前の言葉の 12節で、「兄弟たち」と語るからです。パウロは今、不信者(未信者)たちに語っているわけではありません。彼はローマ人への手紙8:12-13で、こう語っています。「ですから、兄弟たち。私たちは、肉に従って歩む責任を、肉に対して負ってはいません。もし肉に従って生きるなら、あなたがたは死ぬのです。しかし、もし御霊によって、からだの行いを殺すなら、あなたがたは生きるのです。

今パウロが語っているのは、生まれ変わった信者たちに、「あなたがた信じる者たちが肉の欲望、情熱、体の罪の性質に従って生きるなら、あなたがたは必ず死ぬ」というのです。神さまがアダムに語られた言葉、「善悪の木の実を食べたら、おまえは必ず死ぬ」と言われた同じ言葉です。

しかし、サタン(悪魔)がアダムとエバに何と言いますか?「あなたがたは決して死にません。

同じように、今日多くの牧師たちが信者たちに、どういう風に説教しますか?「皆さんはイエス様を受け入れたから、肉の欲望のままに生きても決して死にません。なぜなら、皆さんは既に救われたからです。みなさんの救いは永遠に安全です。」と言いますが、これはサタンがアダムとエバに言った言葉と全く同じです。

創世記とローマ人への手紙の二つの聖句を比較してみましょう。神さまはアダムに言われました。創世記2:17「しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるとき、あなたは必ず死ぬ。」ローマ人への手紙8:13、「もし肉に従って生きるなら、あなたがたは死ぬのです。」しかしサタンは神の御言葉を変えてしまいました。創世記3:4、「あなたがたは決して死にません。

今日もサタンは、この御言葉(ローマ人への手紙8:13)を変えて、「あなたがたが肉に従って生きても、決して死にません。なぜなら、あなたがたは過去にイエスさまを受け入れたからです。死ぬことはありえないことです。」と。こういう風にサタンは今日数百万のクリスチャンたちをだまし取って、噓ついて誘惑しています。「一回、イエスさまを受け入れれば、絶対に死なない。地獄に落ちずに、必ず天国に行く。」と。

しかし聖書(ルカの福音書3:38)は、こう記しています。「このアダムは神の子である。」その神の子のアダムは霊的に死んでしまいました。結局、霊的に失われた者になったわけです。結局、アダムはエデンの園から追い出されて、再びそこに入ることはできませんでした。なぜかというと、彼は神の御言葉に逆らって、悪魔の言葉をもっと信頼し、彼に従ったからです。

そうしたら、今日神の子ども(クリスチャン)が肉の欲望のままに生きることを決めたのであれば、ローマ人への手紙8:13の御言葉、「もし肉に従って生きるなら、あなたがたは死ぬのです。」とは、今も成就するのでしょうか。はい、成就します。今も必ずそうなります。

しかしサタンはいつも神の御言葉に疑問を投げつけます。彼のすべての目的は人々をだまし取って罪の中に歩ませ、結局は人々を永遠に悪魔と共に地獄で送らせることが、彼らの目標です。だからパウロはコリント第二2:11で、こう言っています。「これは、私たちがサタンに欺かれないためです。私たちはサタンの策略を知らないわけではありません。

サタンは策略を持っています。私たちはそれを知らなければなりません。それを知る方法は何ですか?聖書を読むことです。なぜかというと、サタンが使う策略は、昔、彼が一回使ったことがあるからです。

皆さん、皆さんがもし神の御言葉に疑問を抱き、あるいは御言葉を否定し、無視するのであれば、「そんなことは起きない」とすれば、もう一度創世記3章を読みながら、サタンの策略を確認し、警告を受けなければなりません。皆さんが本当に勝利したいのであれば、つまり神さまが願っておられる生き方をしたいのであれば、皆さんは神の御言葉をそのまま、ありのままで受け入れなければなりません。

2.サタンの二番目の噓 : 神の愛を疑わせることです。

創世記3章には、サタンがエバと会話する場面が出ます。サタンがエバに、「神はおまえを愛してない」という意味で、話しかけています。つまり創世記3:5で言った言葉は結局、こういう意味です。「神はあなたに最善を尽くさない。神はあなたに最高のものを与えようとしない。あなたがたがそれを食べるその時、あなたがたの目が開け、あなたがたが神のようになり、善悪を知るようになることを神は知っているのだ。神は、おまえがそういう風に尊い存在となるのを願ってない。だから、その実を食べさせないのだ。」と。真っ赤な噓です。しかし驚くことは蛇(サタン)が、あまりにも噓がうまかったので、エバが完全に騙され、信じ込んだというのです。同じように悪魔は今日もとてもうまく、だまし取るのです。だから多くの信者たちがその嘘を信じるわけです。

しかし皆さん、考えてみて下さい。神さまが自分の子に、本当に良いものを制限すること、私たちが受けるべき愛と義を制限する神だと思いますか?それはありえないことです。神さまが何かを制限するために、ご自分の形に似せて人間を創造したのでしょうか。そういう目的であれば、最初から人間を造らなかったと思います。

神さまが人間を創造した目的は、彼を祝福し、ご自分のすべてのものを惜しまずに与え、神の品性にふさわしい者として、ご自分の被造の世界を治めさせるためでした。しかし悪魔は別の姿の神を提示したわけです。つまり神を自分の目的のために手段と方法を選ばない存在として、愛もなく、人間をただ制限する存在として描き、エバをだまし取ったのです。だから悪魔は人に、こう言っているのです。「お前は自ら自分自身を守るほうがいい。神はお前なんかに全然関心がないから。

完全に噓です。神さまが人間を創造したのは、人間を祝福し、必要を満たすためでした。しかしサタンは、「それは事実ではない」と。ずっと噓をついています。

今日サタンは同じことを繰り返すわけですが、今日もだまし取る人を探しています。特に信者を、悪魔は嘘で確信させるわけです。「神は人を顧みることなく、祈りも聞かない!」悪魔は大体こういう風に疑問を投げつけます。「なぜ神は、お前の家族を死なせておいたのか?なぜお前の病気は治らないの?それが、お前を愛さない神を証明する!

今日多くの信者たちがその話を信じます。そして気落ちし、うつになったり、怒りに燃えて、神に反発したり、これを繰り返すうちに、病気はもっとひどくなり、他の問題も生じるわけです。

もし悪魔が皆さんに、こういう嘘を信じさせることに成功するのであれば、つまり「神はお前を愛してない。お前を顧みることも、必要を満たすこともしない。」という嘘を信じさせることに成功するのであれば、皆さんは罪を犯してしまい、その後は敗北する人生だけが残るわけです。

信仰は新約聖書の中でいろいろな形で出てきますが、一言で要約すれば、「神が私を愛している」ことを信じることです。これを信じることが、とても重要です。

ペテロがイエスさまを3度も否認した時、イエスさまが警告しました。「ペテロ、あなたはわたしを3度、否認する。しかし、わたしはあなたがわたしを否認しないように、祈りはしない。それはあなたの高慢を気づかせることになる。しかし、わたしはこれを祈る。あなたがわたしを否認した後、一番どん底に落ちた時、わたしはあなたが『神は今もなお、私を愛している』ということを疑わず、覚えるように祈る。

その内容を聖書では、こう記しています。ルカの福音書22:32「しかし、わたしは、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。」なぜでしょうか。「信仰とは、神の愛を最後の最後まで信じること」だからです。

もう一度話しますと、イエスさまはペテロに、「わたしは、あなたの信仰がなくならないように、祈った。」と言われましたが、その意味は、「わたしは、あなたがその状況の中でも信仰を持ってほしい。神は今もなお、あなたを愛していることを覚えてほしい。」これです。

私たちの人生がどんな状況、どんな環境に置かれていても、神さまは今もなお、私たちを愛しておられます。それを信じることが信仰です。たとえ、私たちが失敗して、間違った道にそれても、神さまは私たちを愛しておられると信じ続けることです。もちろん、普段神さまを喜ばせる生き方をすれば、神さまは私たちをどれほど愛し、喜ばれることでしょうか。

ローマ人への手紙5:8、「しかし私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死んでくださったことにより、神は私たちに対するご自身の愛を明らかにしておられます。」5:10、「もし敵であった私たちが、御子の死によって神と和解させられたのなら、和解させられた私たちが、彼のいのちによって救いにあずかるのは、なおさらのことです。

そうしたら、皆さん、考えてみて下さい。今私たちが神の敵ではなく、神の子どもであれば、神は私たちをどれほど愛し、喜ばれるでしょうか。言うまでもありません。

こういう風に今日の本文、創世記3章で私たちが学ぶべき教訓は二つです。悪魔(サタン)の目標は一番目、御言葉に対する不信、人々が御言葉を疑うようにすることで、二番目は、神の愛を疑わせることです。

もし悪魔が、この二つの方法で私たちを倒したら、私たちの破滅は、もう決まってあることです。私たちは必ず、堕落するでしょう。もちろん悪魔は私たちがすぐに堕落するようにはしないと思いますが、私たちの信仰の基礎を完全になくすと思います。

つまりサタンは神の御言葉と愛を疑わせて、私たちが自ら倒れるようにするのです。皆さん、今日こういう信者がどれほど多いか、ご存知でしょうか。彼らは、またもう一つのアダムとエバの道に進むわけです。

しかし聖書を読みながらも、自分がアダムとエバであることを知らず、他人の話だと勘違いをしています。それは噓と、だまし取る天才である悪魔のためです。そういう人は救われることがとても難しい人だということを、皆さん、ぜひ覚えて下さい。

だから今週も御言葉と神の愛に、しっかり根を下ろし、サタンの嘘と罪に立ち向かい、必ず勝利したいと思います。
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