メッセージ
あなたのみことばは, 私の 足のともしび, 私の 道の 光です.
詩篇 119:105

マルコの福音書16:15-20(癒し主イエス・キリスト)

投稿者
tbic
投稿日
2025-04-07 20:44
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マルコの福音書16:15-20「15.それから、イエスは彼らに言われた。『全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい。16.信じてバプテスマを受ける者は救われます。しかし、信じない者は罪に定められます。17.信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、わたしの名によって悪霊を追い出し、新しいことばで語り、18.その手で蛇をつかみ、たとえ毒を飲んでも決して害を受けず、病人に手を置けば癒やされます。』19.主イエスは彼らに語った後、天に上げられ、神の右の座に着かれた。20.弟子たちは出て行って、いたるところで福音を宣べ伝えた。主は彼らとともに働き、みことばを、それに伴うしるしをもって、確かなものとされた。」

令和2年における厚生労働省の発表によれば、日本の五大疾病のうち一位は精神疾患だそうです。その時の患者数は614.8万人で、3年ごとに調査しますが、毎年20万人が増えている現状です。日本でもっとも多い病気である精神疾患は、なかなか完治せず、自殺まで繋がる病気でもあります。日本ではこの精神疾患によって、毎年2万人以上が自殺しています。教会も例外ではなく、心の病や精神疾患で苦しんでいるクリスチャンがとても多いわけです。牧師や牧師の家族にも精神疾患者がけっこういるのが、今の現状です。

心や精神の病には様々な原因がありますが、最大の原因は霊との関わりがあります。世界保健機構(WHO)が身体と精神の健康のみならず、1998年からは霊的な健康の重要性も強調し始めている通りです。精神疾患は霊魂と密接に関係しているため、薬だけでは治りません。しかし、キリストの福音を信じる神の子どもには、必ず癒される病気です。

私の友人の一人は精神疾患によって精神病院に入院していました。私は彼の母親と一緒に特別面会を申し込み、何回も彼と会話しました。彼は「癒されて、この病院を出て行くことができるか」と何度も質問しました。なぜなら、周りの患者のほとんどが長い間、退院することができず、牢獄のように隔離された入院生活をしていたからです。彼は「自分も一生を精神病院で過ごすことになるのではないか」と不安になっていました。私は迷わず、答えました。「必ず癒されて出て行くことができる。なぜなら、あなたには心と精神を完全に癒してくださるキリストが共におられるからだ。そして速やかに癒されて退院する方法はイエス・キリストと癒しに関する聖書のみことばを毎日深く黙想し、聖霊の満たしを受けることだ。」と言いました。そうしたら、しばらくして彼は癒されて退院し、毎週の教会の出席のみならず、正常な社会活動をするようになりました。

私の息子も大変な思春期を通る中、深刻な躁うつになって学校を辞めざるを得ない状況まで追い込まれた時期がありました。病院を始め、様々な方法をとったのですが、効果はなく家族全員が大変な目に会いました。しかし私たち夫婦は息子がイエス・キリストの中にいる神の子どもであることを確信していたので、絶望はしませんでした。そして必ず癒されると信じ、フィリピンの学校に入学させ、祈り続けたのです。その結果、今は薬もやめて、韓国の神学大学院で学校生活とある教会で伝道師の働きを忠実にやっています。

皆さん、イエス・キリストは完全な癒し主であることを、ぜひ覚えてください。イザヤ書53:5、「しかし、彼は、私たちのそむきの罪のために刺し通され、私たちの咎のために砕かれた。彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、彼の打ち傷によって、私たちはいやされた。

マタイの福音書8:17、「彼が私たちのわずらいを身に引き受け、私たちの病を背負った。」マタイの福音書9:35、「それから、イエスは、すべての町や村を巡って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、あらゆる病気、あらゆるわずらいをいやされた。」使徒の働き10:38、「それは、ナザレのイエスのことです。神はこの方に聖霊と力を注がれました。このイエスは、神がともにおられたので、巡り歩いて良いわざをなし、また悪魔に制せられているすべての者をいやされました。

しかしクリスチャンの身体の病は神の特別なご計画があるときには、癒されない場合があります。パウロのケースがそうです。コリント人への手紙第二12:9、「しかし、主は、『わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである』と言われたのです。ですから、私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。」だから彼は、「キリストのために、弱さ、侮辱、苦痛、迫害、困難に甘んじている。」と。なぜなら、「私が弱いときにこそ、私は強いからだ。」と彼は言っています。しかし、クリスチャンの心の病や精神疾患は、すべて癒されることが神のみこころです。ピリピ人への手紙4:7に、「人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」とはっきり言われるからです。

クリスチャンが心や精神を病んでいる理由の一つは、救いの確信と喜びがないからです。私はイエス・キリストより律法が強く刻印されていて、罪意識と裁きへの恐れに捕らわれているたくさんのクリスチャンを見てきました。だから彼らは霊が癒されずにしていて、心や精神の病が癒されたとしても、いつかまた再発する可能性があります。そのため、心や精神の病が癒されるためにはまず霊の病が癒されなければなりません。それは福音によってサタン、罪、死の問題が完全に解決されたことを確信するとき、癒しが始まるのです。ヨハネの手紙第三の2、「愛する者よ。あなたが、たましいに幸いを得ているようにすべての点でも幸いを得、また健康であるように祈ります。」たましいに幸いを得ることによって癒しは始まるという、このみことば通りです。

ある兄弟は子どもの頃から自分や他人についている悪霊が見える苦しみがありました。しかし自分の苦しみを教会の人に話したところ、教会の牧師によって福音を聞き、イエス・キリストを受け入れました。その直後、洗面所で鏡を見ると、今まで見えていた悪霊が消え、代わりに赤い十字架が自分の頭の上に見えたそうです。福音の力を目の当たりにした彼は多くの知人を教会に導き、伝道を一生懸命にやるようになりました。しかし救われた6ヶ月後には会社の身体検査で、すい臓がんが見つかり、名古屋大学付属病院で余命6ヶ月を宣告されました。手術の前に教会で行う聖書の学び会に参加し、更に福音を深く悟り、自分の残された時間を神さまが一番喜ばれる伝道にささげることを決心したそうです。ところが手術で取り出したすい臓の組織を検査した結果、がんではないことが判明し、主の癒しを体験したわけです。その後、福音の力を目の当たりにした彼は、再び伝道を始めました。そして魂だけでなく精神も肉体も癒してくださったイエス・キリストを全身全霊で宣べ伝え、20人以上を教会に導いたそうです。

ある牧師は中学2年生の時、体育の授業で手首が折れたことから自分の大好きなバスケットボールができなくなるのではとの不安に襲われ、引きこもりとなったそうです。そして家庭内暴力で母の前歯を二本折ったり、リストカットをして何度も自殺を図ったり、深刻な状態となりました。家族は一緒に住むことができなくなり、精神病院に入院させるよりは自分たちが出ようと家族は彼一人を残して別の家を借りて引っ越しました。

しかし彼が高校1年生になる年、ある牧師に出会い、イエス・キリストを受け入れてからは徐々に変化し、3年間の引きこもりの生活を終え、教会を一人で通い始めました。そして礼拝のメッセージを聞くことによって更に強くなり、癒された彼はビジョンを持つことができ、通信制で大検資格を取得し、韓国にある神学校に入学しました。1年間の語学学習の期間を含め、5年間の神学科を卒業し、日本に帰国しました。そして更に日本の神学校で神学研究科課程を卒業し、牧師の按手を受け、ある教会の主任牧師となっています。今は自分のように、精神的な問題を持っている人々を福音で助けることが自分の使命だと信じ、精力的に活動しています。

心と精神の問題はみことば、祈り、賛美によって、キリストの福音のみを刻印し、神の子どもとしての祝福、恵みを握りしめ、福音伝道への使命と聖霊充満を受ければ、必ず癒されます。日本の国民病であると言われている心と精神の病を完全な癒し主であられるイエス・キリストによって癒され、キリストの証人になることを、主は願っておられます。

TBICを含め日本の教会が日本最大の疾病である心と精神の病を、唯一の癒し主であられるイエス・キリストによって癒す、そういう時代的使命を全うすべきだと私は思っております。主は3年間の公生涯を通して、いつも福音伝道と共に癒しの働きをなさいました。また主は弟子たちに福音伝道と共に、この癒しの働きを委任されたのです。

今日の本文です。マルコの福音書16:15-20、「それから、イエスは彼らに言われた。『全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい。信じてバプテスマを受ける者は救われます。しかし、信じない者は罪に定められます。信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、わたしの名によって悪霊を追い出し、新しいことばで語り、その手で蛇をつかみ、たとえ毒を飲んでも決して害を受けず、病人に手を置けば癒やされます。』主イエスは彼らに語った後、天に上げられ、神の右の座に着かれた。弟子たちは出て行って、いたるところで福音を宣べ伝えた。主は彼らとともに働き、みことばを、それに伴うしるしをもって、確かなものとされた。

こういう風に信じる者には、どんなことでもできます。マルコの福音書9:23、「するとイエスは言われた。『できるものなら、と言うのか。信じる者には、どんなことでもできるのです。』」このマルコの福音書9章で、困り果てた一人の男性がイエスさまに尋ねてきました。彼の息子が幼いごろから、てんかんの霊に捕らわれていたからです。切迫した状況の中で切実な助けが必要だった彼はイエスさまにこう話しました。マルコの福音書9:22、「この霊は、彼を滅ぼそうとして、何度も火の中や水の中に投げ込みました。ただ、もし、おできになるものなら、私たちをあわれんで、お助けください。

私たちも似ている状況の中で、何をすれば良いのか、分からないときがあります。もしかしたら、皆さんは、今この男性のように神さまにあわれみを求める姿で追い込まれているかもしれません。しかしもう一度イエスさまのみことばを聞いてください。マルコの福音書9:23、「するとイエスは言われた。『できるものなら、と言うのか。信じる者には、どんなことでもできるのです。』

イエスさまには問題がどれほど深刻であるか、長くなったのか、関係ありません。またどれほどたくさんの代価を払えるかによって、結果が違ってくると言われませんでした。ただ「あなたが信じるのであれば、信じる者には、どんなことでもできる。すべてが可能だ。」と言われました。

皆さん、皆さんはイエス・キリストの中で、いのちに関するすべてが与えられたことを信じるのでしょうか。これが聖書の中心テーマです。コリント人への手紙第一3:21に、「、、すべては、あなたがたのものです。」と言われます。これを信じて、このみことば通り行動してください。

信じるというのは、これから何かが起きることを期待するという意味ではありません。それは単なる希望、望みだけのものです。信じることは、信仰を行うことです。つまり、私たちの信仰を今、実行することです。

今、皆さんが置かれている状況は神さまからの罰ではありません。だから変化が必要であれば、その変化が必ずあることを信じて、宣言してください。ローマ人への手紙8:28、「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」このみことばのように、すべての状況が私たちに有利に変わっていくことを信じ、これから更に信仰の行動を起こしていきたいと思います。

だからこそ、TBICを含め日本の教会が現代医学と科学では癒すことができない現代人の心と精神の病を癒す、その使命を果たす時、日本には必ず大きな霊的リバイバルが起きると私は確信しております。

祈り、

イエスは言われた。『人にはできないことが、神にはできるのです。』(ルカの福音書18:27)」

愛する天のお父さま、今日も私たちにみことばを通して、信仰を与えて下さり、約束なさった祝福の確信を与えて下さったことを心から感謝します。私たちは今日から更に信仰によって、主から与えられているすべてを、自分のものにします。健康と勝利、超自然的な祝福の中で堂々と歩みます。そして癒しと回復、神の祝福が必要な人々に自分が直接助け手となります。イエスさまの御名によって、お祈りします。アーメン。
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