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あなたのみことばは, 私の 足のともしび, 私の 道の 光です.
詩篇 119:105

マタイの福音書16:1-3(時のしるしを見分けなさい)

投稿者
tbic
投稿日
2022-09-11 23:49
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219
マタイの福音書16:1-3

パリサイ人たちやサドカイ人たちが、イエスを試そうと近づいて来て、天からのしるしを見せてほしいと求めた。イエスは彼らに答えられた。「夕方になると、あなたがたは『夕焼けだから晴れる』と言い、朝には『朝焼けでどんよりしているから、今日は荒れ模様だ』と言います。空模様を見分けることを知っていながら、時のしるしを見分けることはできないのですか。

皆さん、私たちは歳を取って行くと、だんだん頭が固くなって、柔軟性を失います。どういう時代を生きているのか、あまり関心がなくなってしまう傾向があります。それではいけません。旧約聖書の、第一歴代誌12章32節に、『イッサカル族から、時を悟り、イスラエルが何をなすべきかを知っている彼らのかしら二百人。彼らの同胞はみな、彼らの命令に従った。』とあります。

この内容はイスラエルの歴史の中で、サウル王の時代からダビデ王の治世に移る転換期に起こった出来事の記録です。時代が新しくされる時は、やはり様々な混乱もあるわけです。しかしそんな中、イッサカル族の中から時を悟り、何をしたらいいのかを知っている者たちによって、時代は新しい方向に向かって行ったのです。今の時代、私たちは神の時を掴む必要があります。また日本の将来を考えても、時を掴んでいかなければならないと思います。すべての面において、私たちは神から与えられた能力を、柔軟に生かしていきたいと願っています。

皆さん、私たちがどのくらい鋭く時代を見抜くかは、とても重要です。先ほども話した、第一歴代誌12章は、新しい時代へと転換する、転換期に起こった出来事です。サウル王からダビデ王の支配に国が転換する時期に起こった内乱です。旧体制のサウルにつく人たちと、新体制のダビデにつく人たちと国の勢力が分かれたのです。

ダビデは、聖書を読んだら分かりますが、一介の羊飼いの少年だったわけです。その少年が王として選ばれて、一国を任せられるというわけですから、いくらなんだって、このチビじゃ無理だろうと。その前にゴリアテを倒したりして、手柄を立てたかもしれないけれども「一国をこいつに任せていいのだろうか?」と、様々な意見と葛藤があったと思います。

しかしそんなただ中で神の霊が働いて、日増しにダビデをサポートする人たちが増えていった様子が、第一歴代誌12章22-23節を読んだら分かります。『日に日に、人々がダビデを助けるため彼のもとに来て、ついに神の陣営のような大陣営となった。』さすがイスラエルです。神の御心を悟っていったわけです。

皆さん、聖霊が注がれる時、つまりリバイバルが起きる前はまず霊的戦いが起きます。人間って前情報があれば、将来を予測するのはたやすいですが、前情報が全くない中で次の行動を取るのは本当に大変です。これからTBIC教会も、ある意味サウルの時代からダビデの時代に移っていくような混乱があると思います。古い体制の中でそのまま安定して、信仰生活を送りたいという気持ちも働くし、新しい流れに乗って行こうという気持ちも働くと思います。しかし、主が新しい流れを始められた瞬間、従順に従えば、必ず豊かな実を結びます。

ある意味、信仰の世界は神の時をうまく掴むことができるか否かで、方向性は、全く変わります。どういう道を選ぶかで、大きく人生は変わるものです。そういう中で、今旧統一協会の問題もあり、主が日本に新しい季節を計画し、与えようとしておられるのではないかと思います。

イスラエルにも旧体制と新体制の摩擦がありましたが、主が国全体に働いて、多くの人が若者ダビデをサポートするようになったと記録されています。第一歴代誌12章30-34節に出ていますが、『エフライム族から二万八百人。勇士で、その一族に名のある人々であった。マナセの半部族から、ダビデを王にしようとしてやって来た名の示された者一万八千人。

イスラエルは12部族で構成されていたのですが、多くの者たちが神の陣営についたというのです。しかしイッサカル族は、たった200人しか出さなかったのです。200人は他の部族と比べたらたいへん少ない人数でしたが、彼らは鍵を持っていたのです。なぜなら、聖書が記しているように、200人は「時を悟っていた」のです。彼らは「イスラエルが何をなすべきかを知っていた」というのです。彼らが神の陣営に入り、ある意味で霊的司令塔のようになって、全軍団は主の目指す方向に進んで行ったのです。その役割を日本の教会では、私たちTBICが果たしたいと思います。

日本の教会の現実を見ると、クリスチャンは、本当に数が少ないです。韓国と比べると、本当に少ない人数です。人口のたった0.2パーセントくらいしか、クリスチャンはいないのです。これからどうなってしまうのかなと思います。しかし人数は少なくてもいいのです。ほんの少数でも、大海の中の一滴くらいの人たちに見えても、その人たちが神の時を掴んで、今なすべきことが何かに気づいて行動し始めると、国は一握りのクリスチャンたちの祈りによって、方向を変えていくことをここから教えられます。

今日の本文に戻って、マタイの福音書16章1-3節に、これはパリサイ人とサドカイ人が、イエス様の所に来て「しるしを見せてください」と頼んだ様子です。普通は、パリサイ人とサドカイ人は、互いに仲が悪かったのです。普通は、一致なんてしない存在でした。しかしこの時は両者仲良く、イエス様の所に来ました。なぜかというと、彼らの中に共通の葛藤があったからです。イエスという人物が彗星のように現れて「もしかしたらこの人物が、旧約聖書の中で預言されているメシア、救い主かもしれない」と思ったからです。共通の疑問を持っていたわけです。メシアが現れると、様々な奇跡を行うことが旧約聖書では預言されていたから、噂によるとイエスは様々な奇跡を行っている、なにしろ自分たちの目の前で奇跡を見せてほしいと思ってやって来たのです。その時に、イエス様が語られたことは今日の本文のマタイの福音書16章2節です。『しかし、イエスは彼らに答えて言われた。「あなたがたは、夕方には、『夕焼けだから晴れる』と言うし、朝には、『朝焼けでどんよりしているから、きょうは荒れ模様だ』と言う。そんなによく、空模様の見分け方を知っていながら、なぜ時のしるしを見分けることができないのですか。」』あなたたちは空模様をちゃんと見分ける方法を知っているのだから、時のしるし、つまり霊的空模様をちゃんと見分けなさいと言われたわけです。

イエス様が最初、地上に来られた事を「初臨」と呼びます。初臨があるのなら、再臨もあるはずです。再びイエス様がこの地上に帰って来られる日がまもなくです。この記事は、イエス様が最初に来られた時に語られたのですが、今を生きる私たちにも共通することです。この時、イエス様が何と言われたのかというと、メシアが現れる時代背景、空模様が旧約聖書に預言されていたわけです。その背景と共に、イエス様は現れたのです。これは決して偶然ではなく、霊的空模様、社会的空模様が整った中でイエス様が現れたわけです。「今の時代を見てみろ。旧約聖書の中で預言されている通りの時代じゃないか。今こそ、救い主が現れる時だ。」とイエス様はご自分を紹介されたわけです。

私たちクリスチャンは、空模様を見分けなければなりません。どういう空模様かというと、霊的空模様を見て、どういう時代に属するのかを、しっかりと知ってイッサカル族のように、何をするのかを決めなければなりません。ローマ人への手紙13章11-14節、『あなたがたは、今がどのような時か知っているのですから、このように行いなさい。あなたがたが眠りからさめるべき時刻がもう来ています。というのは、私たちが信じたころよりも、今は救いが私たちにもっと近づいているからです。夜はふけて、昼が近づきました。ですから、私たちは、やみのわざを打ち捨てて、光の武具を着けようではありませんか。遊興、酩酊、淫乱、好色、争い、ねたみの生活ではなく、昼間らしい、正しい生き方をしようではありませんか。主イエス・キリストを着なさい。肉の欲のために心を用いてはいけません。

ローマ人への手紙が書かれたのは、今から二千年くらい前の話です。すでにその時に、『今は救いが私たちにもっと近づいているからです』と語られています。それは、イエス様の再臨が近づいていますよということを語っているわけです。あれから二千年ですから、この言葉を今の時代に重ねるなら、もっともっと救いが近づいている、主が帰って来られる空模様になっている、ということに気づかなければなりません。「眠りから覚めるべき時刻が来ていますよ」ということです。

眠りとは、不思議です。昨晩はぐっすり眠ることができましたか?ぐっすり眠ることができたという方は、幸せです。しかし深い眠りは、いい所もありますが、眠っている時は、全く生産性はないのです。眠る時間が多ければ多いほど、それだけ損している所もあります。どんなに頭が良くても、どんなにお金があっても、地位があっても、名誉があっても、眠っている間は、全く力を発揮することができないからです。起きている時だけ、力を費やすことができます。

霊的にも同じだと思います。現実の眠りは私たちの健康の為にはなくてはならないのですが、霊的には眠っていてはいけません。今がどういう時か、ちゃんと見分けて、光の子として歩みなさいと教えています。光の武具を身につけて、イエス・キリストを着なさいというのです。肉の欲のために心を用いてはいけませんというのです。

案外、私たちは目の前のことで、一喜一憂するものです。しかし時代をしっかりと見抜いて、神の時を掴んで、何をすべきかを主から教えていただくことが重要です。聖書には、様々な情報が提供されています。御言葉の中で神様は、私たちに現れてくださいます。ですから、聖書をよく読んでいただきたいと思います。

今日、読んでいる御言葉も二千年前の話ですが、今を生きるための情報として主が与えてくださっています。エペソ人への手紙5章14-19節に、このように書いてあります。『明らかにされたものはみな、光だからです。それで、こう言われています。「眠っている人よ。目をさませ。死者の中から起き上がれ。そうすれば、キリストが、あなたを照らされる。」そういうわけですから、賢くない人のようにではなく、賢い人のように歩んでいるかどうか、よくよく注意し、機会を十分に生かして用いなさい。悪い時代だからです。ですから、愚かにならないで、主のみこころは何であるかを、よく悟りなさい。また、酒に酔ってはいけません。そこには放蕩があるからです。御霊満たされなさい。詩と賛美と霊の歌とをもって、互いに語り、主に向かって、心から歌い、また賛美しなさい。

エペソ人への手紙も、第一歴代誌も、福音書においても、ローマ人への手紙においても、主張は一つです。「時代をちゃんと見分けてください。眠っていないで、起きて、光の子らしく歩んでください。今がどういう時なのか、機会を十分に生かして用いなさい。」と語られています。主から鋭い、時代を見分ける霊的な目を与えていただかなければなりません。

現代は、マスコミから放出される情報やニュース等も、鋭い霊的目と共に、偽りを見抜かなければならない時代だと思います。私たちはこの時代にあって、どういう立ち位置で生きるのか、しっかり決断しなければなりません。この国が方向性を変えて主のために用いられ、リバイバルが起こる為に祈る者として、生きる必要があります。そうでないと、この国は暗闇に用いられて、間違った答えに導かれてしまう可能性があるからです。この頃、日本の将来について見ると、このまま行くと、教会が迫害されるような時代になるのではないかと危惧しています。

私たちクリスチャンは少数ですから、経済的な力も、地位も、名誉も何もありません。しかし、私たちがイッサカル族の200人のように、時をつかんで、今何をすべきかを知ることができるなら、少数でも私たちを通して歴史は大きく変わるはずです。

皆さん、今が終わりの時代であり、イエス様が帰られる直前であることを、悪魔もよく知っています。またその直前には、大きなリバイバルが起きることも預言されていますから、なんとか教会を潰してしまえという指令が、悪魔から出されているのではないかと思います。しかし私たちクリスチャンが、時を掴み、国の未来のためにイッサカル族の200人のようになったら、状況は、必ず変わっていくと思います。教会が自分のことだけ考え、身のまわりが幸せになる為だけに存在していてはいけません。霊的な空模様を見抜いて、そのために祈り、その過程で身のまわりの幸せも勝ち取っていく存在でなければいけないと思います。

今日からTBIC教会の全員がその事を意識して日本の未来のためにとりなし、時代を見抜く者になったら、国の方向性は、大きく変わるはずです。私たちクリスチャンには、感謝なことに、すばらしい権限が神から与えられています。数は少ないかもしれませんが、神の国を実現していくための権限が与えられているのです。先ほど、エペソ人への手紙を読みましたが、5章をもう一度、読んでみますと、「目を覚ましなさい」と語られていて、15節には『賢くない人のようにではなく、賢い人のように歩んでいるかどうか、よくよく注意し、機会を十分に生かして用いなさい。悪い時代だからです。』機会を十分に生かして用いろとあります。今はどのような機会、どのような瞬間なのかを、しっかりと見捉えて生きなさいと述べられています。

皆さん、今週も様々なニュースが一方的に流されると思いますが、マスコミは素直に信じてはいけません。後ろにどのような偽りがあるのかを、聖霊の目と耳によって見抜きながら、国の未来のためにとりなし、祈らなければならない時代が来ています。そして「会を十分に生かしなさい。」という言葉がありますが、これを直訳すると「時を買い戻せ。」という意味になります。時を買い戻すことができたら、どんなに幸せでしょうか。皆さんの人生の中で、買い戻したい時があるとしたら、どの瞬間でしょうか。「プロポーズ、 あの日に戻って断りたい」という人もいるかもしれませんが、そんなことを考えている人はここにはいないと思います。とにかく、時を買い戻すことができたら、どんなに幸せかと思います。

しかし霊的には、時を買い戻し、勝ち取ることができるのです。主は時の管理者として私たちクリスチャンを立ててくださっています。私たちは地上の管理人です。ですから、様々な今まで起こってきた悲しい出来事も勝ち取ることができます。それは神の国の働きそのものです。神の国は、どういうものですか?と、イエス様に質問した時、イエス様がこんな答えをなさいました。マタイの福音書13章47-50節、『また、天の御国は、海におろしてあらゆる種類の魚を集める地引き網のようなものです。網がいっぱいになると岸に引き上げ、すわり込んで、良いものは器に入れ、悪いものは捨てるのです。この世の終わりにもそのようになります。御使いたちが来て、正しい者の中から悪い者をえり分け、火の燃える炉に投げ込みます。彼らはそこで泣いて歯ぎしりするのです。

神の国の働きは地引き網のようだと言うのです。網を投げて、何もかも根こそぎ引っ張ってきて、その中から良いものと悪いものを選り分ける働きです。これは終わりの日に起こる事でもあります。実に教会の働きは、社会全体に網を下ろして、良いものも悪いものも、全て引きずって来て、選別する働きです。これは時を買い戻すことに他なりません。悪いものを取りのけて良いものだけを残す働きです。まさに、とりなしの祈りは、良いものだけではなく、悪いものにも目を向けて、それを取りのける、神の国の働きです。これから私たちは良いものだけに目を留めるのではなく、この社会の中にある悪の部分、暗闇の部分にも目を留めて、それを地引き網のように引きずって来て、その中から悪いものを区別していきたいと思います。私たちは、イッサカル族の、時を悟り、何をすべきかを知っていた200人と同じように、日本の未来、いや世界の未来、イエス様が帰って来る日を目標にして、歩んでいきたいと願っています。聖霊によって、新しい時が備えられますよう、心から願います。一言お祈りして、メッセージを終わりたいと思います。

ハレルヤ。天の父なる神様。御名をあがめて心から感謝します。今、私たちは微妙な時代に生きていますが、時を悟り、時を買い戻すために、用いられますように。主よ、今日ここにおられる、お一人、お一人、すでにイエス様の十字架の血潮によって勝ち取られた勇士たちです。あなたの霊を注いで下さい。霊的力で強めて下さい。私たちはイエス様の十字架の血潮によって、国籍は天にあり、この地を神の国にするために、選ばれた者です。主よ、この礼拝を祝福して下さい。みことばと聖霊によって、よみがえりのイエス様と一つになる時として下さい。私たちに時代を読み解く、新しい目を下さい。天が地に下りて来ますように。この祈りを、尊きイエス様の御名によって、父なる神様の前にお捧げいたします。アーメン。
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