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詩篇 119:105

ルカの福音書12:16-21(一年間の総決算)

投稿者
tbic
投稿日
2022-12-18 20:15
閲覧数
193
ルカの福音書12章16-21節 、それから人々にたとえを話された。「ある金持ちの畑が豊作であった。そこで彼は、心の中でこう言いながら考えた。『どうしよう。作物をたくわえておく場所がない。』そして言った。『こうしよう。あの倉を取りこわして、もっと大きいのを建て、穀物や財産はみなそこにしまっておこう。そして、自分のたましいにこう言おう。「たましいよ。これから先何年分もいっぱい物がためられた。さあ、安心して、食べて、飲んで、楽しめ。」』しかし神は彼に言われた。『愚か者。おまえのたましいは、今夜おまえから取り去られる。そうしたら、おまえが用意した物は、いったいだれのものになるのか。』自分のためにたくわえても、神の前に富まない者はこのとおりです。」

一年があっという間に過ぎたとみんなが言います。そして一年間何をしたのか、よく分からないとも言います。今年も、もうわずかです。今日は今年をどのように締めくくり、新年を迎えるのか、よく考える時を持ちたいと思います。一年間の総決算ですが、二つのことでの決算をしてみたいと思います。まずは「地上に蓄えたもの」と「天に蓄えたもの」で考えます。

今日の本文でも主は、二つのもので金持ちの財産の決算をされました。この金持ちは地上での決算はすごい黒字でした。豊作でしたので、ものすごく祝福されました。地上に蓄えたものは、その人の汗と努力の結果で得たものですから、それも素晴らしい祝福です。それは私たちの生活を豊かにするために神様が与えられた祝福です。

天に蓄えることは私たちが神のみこころに従って、神様にささげ、また人々に分け与えたすべてのもの(お金、時間、才能)です。これは地上での生活を敬虔に恵み豊かなものにします。そして、これらは神様が喜ばれるものであり、天に宝を積むことです。

ルカの福音書12章33-34節「持ち物を売って、施しをしなさい。自分のために、古くならない財布を作り、朽ちることのない宝を天に積み上げなさい。そこには、盗人も近寄らず、しみもいためることがありません。あなたがたの宝のあるところに、あなたがたの心もあるからです。」困った者、貧しい者、助けが必要な人々に施しをしても返してもらうことはないのですが、それは天に宝を積むことになります。神ご自身がその人を祝福します。これは主の約束です。

マタイの福音書25章40節「すると、王は彼らに答えて言います。『まことに、あなたがたに告げます。あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、しかも最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです。』」ここの王はイエス様です。その人たちに与えられる祝福は素晴らしいものです。

マタイの福音書25章34節「そうして、王は、その右にいる者たちに言います。『さあ、わたしの父に祝福された人たち。世の初めから、あなたがたのために備えられた御国を継ぎなさい。』

私たちはどれほど主のためにささげ、主のために働き、また多くの人々に善行を行ったでしょうか。預金通帳にお金が増え続けることが喜びでしょうか。神に対して富まない生き方で満足していますか。それとも天に宝を積み上げることが喜びでしょうか。

ある人たちは、「金持ちになってからにします」と言う人がいます。主はそれが言い訳であることを知っておられるので、持ち物を売って、施しをしなさいとも言われます。

次の箇所に模範になる人々がいました。彼らは地上には何も蓄えていないのですが、天にはたくさんのものを蓄えました。第2コリント8章1-5節「さて、兄弟たち。私たちは、マケドニヤの諸教会に与えられた神の恵みを、あなたがたに知らせようと思います。苦しみのゆえに激しい試練の中にあっても、彼らの満ちあふれる喜びは、その極度の貧しさにもかかわらず、あふれ出て、その惜しみなく施す富となったのです。私はあかしします。彼らは自ら進んで、力に応じ、いや力以上にささげ、聖徒たちをささえる交わりの恵みにあずかりたいと、熱心に私たちに願ったのです。そして、私たちの期待以上に、神のみこころに従って、まず自分自身を主にささげ、また、私たちにもゆだねてくれました。」私たちTBICも、このようなマケドニヤ教会を模範としたいと思います。

もう一つ、決算すべきものがあります。それは、どれほど多くの愛と励ましと理解のことばを一年間残したのかということです。

ある人たちは一年間、他人への非難と誹謗中傷をたくさん残したかも知れません。それは必ず自分自身に返って来ます。すでに悲惨な結果を見た人もいます。いま受けていなくても、いつかはそれが自分に返ってきます。人間関係を壊し、信用を落とし、そして恥を受けます。

ですから今からでも悪口や非難したことに対して謝らないといけません。「すみませんでした。」「私が悪かったのです。」もしそれを実行に移さず、そのままにしておくならば、自分の心とたましいをどんどん病気にしてしまいます。

もし直接言いにくいならば、主の前に出て告白して下さい。罪を悔い改めて下さい。そして以後、愛と励ましと理解のことばで満たして下さい。

一人ひとり考えてみて下さい。一年間、天にどれぐらい蓄えたのか、そしてどれぐらい人に対して愛を示してきたのかを考えてみて下さい。これは毎年、私たちが心掛けないといけないことです。「鷲が翼をかって上るように」です。

イザヤ書40章28-31節「あなたは知らないのか。聞いていないのか。主は永遠の神、地の果てまで創造された方。疲れることなく、たゆむことなく、その英知は測り知れない。疲れた者には力を与え、精力のない者には活気をつける。若者も疲れ、たゆみ、若い男もつまずき倒れる。しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。

皆さん、上って行く人生もあれば、下って行く人生もあります。人間、誰もが上って行く人生は願っても、下って行く人生は望んでいないと思います。上って行く人生は、繁栄していく人生ですから素晴らしい人生です。

主を信じる人に、主が願われることは何でしょうか。イザヤ書にあるように、鷲のように翼をかって高く上って行く人生です。永遠の神、力ある神、創造主であられる神を信じながら、下って行く人生はありえないからです。

しかし神を信じながらも上って行く人生ではなく、翼を広げたこともなく、下って行く人生を生きるならば、それは聖霊を悲しませる行為であり、主の元に帰ることも出来ません。

ただし、上って行く人生を「すべてが思うままに、うまくいく人生」と思ってはいけません。

イエス様は次のように語られました。ルカの福音書9章25節「人は、たとい全世界を手に入れても、自分自身を失い、損じたら、何の得がありましょう。

世の人々は富、名誉、権力、知恵など欲しいものすべてを手に入れた人を成功者だと言いますし、上って行く人生だと思っています。しかし主の思いと人間の思いはまったく違います。すべてを手に入れても神なしに生きる人、まことのいのちがない人は下って行く人生です。

上って行く人生は、神への望みを抱いて、いのちの翼をかって上って行きます。その人たちの価値観、生きる意味、優先順位は世の人とは違います。

ピリピ3章20-21節「けれども、私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主としておいでになるのを、私たちは待ち望んでいます。キリストは、万物をご自身に従わせることのできる御力によって、私たちの卑しいからだを、ご自身の栄光のからだと同じ姿に変えてくださるのです。

自分の国籍が天にあること、自分は神の民であること、そして天国が自分の住むべき場所、いつかは帰る家であることを自覚して生きていきます。口を開くと天国の話をします。心がこの地上ではなく上(天)にあります。そのような人の体は地上にあっても、心はこの世にありません。

神様はその人たちを鷲が翼をかって上ることが出来るように訓練します。いくら気持ちがあっても、翼があっても、訓練をしないと飛ぶことは出来ません。翼に力と生命力がないと飛べないからです。ですから、神様はご自分の子どもたちが高く飛べるように、鷲がひなを訓練するように、「訓練する」と、はっきり語られました。

次の箇所で神様はイスラエルの民への訓練を鷲のひなの訓練にたとえられました。

申命記32章10-11節「主は荒野で、獣のほえる荒地で彼を見つけ、これをいだき、世話をして、ご自分のひとみのように、これを守られた。鷲が巣のひなを呼びさまし、そのひなの上を舞いかけり、翼を広げてこれを取り、羽に載せて行くように。

鷲はひなのために柔らかい快適な巣を作ります。ひなが安心出来る場所を作り、えさを与え、敵からもしっかり守ります。しかし、しばらくすると巣を荒らします。ひなにとっては大試練です。何が起こるか、わからない不安だけがあります。いつまでも居心地の良い場所にいると思ったのに、とんでもないことが起こります。親鷲は巣を壊し、ひなをそこからつき落とします。ひなは羽があっても羽に力がないので、うまく飛ぶことが出来ず、真っ逆さまに落ちて行きます。死の恐怖です。その時、見守っていた親鷲は、ひなが岩に当たることがないように、すばやく羽を広げて、ひなを載せて高く舞い上がります。そのように繰り返して、ひなを訓練します。訓練によって、ひなは自力で空を飛ぶことが出来ます。鷲は高く飛ぶように、広い世界で生きるように造られてありますので、訓練によってそれが出来るようになります。

神の民は、上って行く人生を生きるように召された者です。したがって堕落した地上を離れ、天に向かって上って行く人生を生きなければなりません。そのため、神様は召された者を必ず訓練されます。

申命記8章5節「あなたは、人がその子を訓練するように、あなたの神、主があなたを訓練されることを、知らなければならない。

ヘブル12章5-11節『そして、あなたがたに向かって子どもに対するように語られたこの勧めを忘れています。「わが子よ。主の懲らしめを軽んじてはならない。主に責められて弱り果ててはならない。主はその愛する者を懲らしめ、受け入れるすべての子に、むちを加えられるからである。」訓練と思って耐え忍びなさい。神はあなたがたを子として扱っておられるのです。父が懲らしめることをしない子がいるでしょうか。もしあなたがたが、だれでも受ける懲らしめを受けていないとすれば、私生子であって、ほんとうの子ではないのです。さらにまた、私たちには肉の父がいて、私たちを懲らしめたのですが、しかも私たちは彼らを敬ったのであれば、なおさらのこと、私たちはすべての霊の父に服従して生きるべきではないでしょうか。なぜなら、肉の父親は、短い期間、自分が良いと思うままに私たちを懲らしめるのですが、霊の父は、私たちの益のため、私たちをご自分の聖さにあずからせようとして、懲らしめるのです。すべての懲らしめは、そのときは喜ばしいものではなく、かえって悲しく思われるものですが、後になると、これによって訓練された人々に平安な義の実を結ばせます。

訓練によって失うものは一つもなく、むしろ得るものが多いです。平安な義の実が結ばれます。

ローマ5章3-5節「そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。

「神を信じているのに、どうして患難ばかり多いのか」と思っていますか?神様が私たちを訓練しておられます。

忍耐は祝福から生み出されるものではなく、患難の中で生み出されます。品性は忍耐の中で生み出されます。そして希望は練られた品性によって生み出されます。この希望は天国への希望、永遠への希望です。主に早く会いたいという希望です。その希望が魂の翼に生命力を与えます。

希望のない人は上ることが出来ません。この希望によって迫害の中でも、信じる者たちは平安と喜びに満たされ、神を賛美することが出来ます。心は縛られることなく、翼をかって神の所に上り、神と交わりができます。

神様は魂の翼に力をつけるために訓練をされます。訓練によって翼に力が出ます。そして、永遠の希望をもって天に向かって上って行く人生を生きるようになります。みなさんの魂の翼に、神様のさらなる力が与えられますように、お祈り申し上げます。

・ 一年間の総決算として地上ではなく、天に蓄えたものがあれば、分かち合いましょう。
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