祈りは尊く、癒やしであり、救いです。

■動機は興味本位
私がＴＢＩＣ教会に来たのは、当時夢中になっていた韓国タレントの影響もあり、韓国文化に大変興味があったからです。
偶然、韓国旅行中に知り合った方と親しくなり、この教会を紹介されました。宣教師の方が韓国語も教えてくれるよと誘われたのに魅力を感じ足を運んだのです。
そんな興味本位ですからクリスチャンになることなど、自分の人生設計になかったと言えます。
たまの日曜日に出かけるアミューズメントスペース的な要素があったと言って過言ではありません。教会の皆様は優しく、楽しい会話とおいしい料理と御菓子が有り、楽しい気持ちで過ごして居ました。神への祈りもそこそこにです。
しかし、ある時に気づいたのです。
日曜日の礼拝後には穏やかな心が自分自身に訪れていることに。
一週間の自分の至らなさをリセットできる場が見つかったことに。

■クリスチャンになるという壁
それでいて、なおもクリスチャンになるという決断がつかなかったのには、
浄土真宗という家の仏教や母のお墓があり、定期的な法要やお参りがあり、それらを親戚縁者を呼んで仕切らなければならないという点でした。これまで、自分本意に生きてきて、決して家の宗教に赴きをおいたことがないのに、先祖を尊み仏壇や墓石の前で手を合わせるというわずかに残る家庭の習慣を守らなければならないと感じていたからです。
決してそれは信仰ではありません。

■神様との約束
真の信仰を持とうと決めた日があります。
会社の部下がシングルマザーでマンションを買ったばかりで癌と宣告されました。
相談された私は、上手く励ますこともできず、何ができるか考えました。
そのときです。天のお父様に真剣にすがりました。「この若い命を救ってください、救ってくれたらあなたの存在を信じます。クリスチャンになりますと・・・」ほぼ脅迫です。
それから１年経ちました。癌を患った彼女は生活のために気丈に入院以外は会社を休むことなく働けています。癌が発見された時の状態と末期的癌ステージを伝えられた時のことを振り返ると奇跡のようです。
今度は私が約束を守る番です。これからが始まりだと鐘がなったのです。

■不安の解消
信仰を持つと心に平安が訪れると牧師先生は教えてくださいます。
言葉では理解しても心配事が沢山あります。
『あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。（マタイの福音書６章３４節）』

また社会や家庭に於いて自分自身が空虚感にかられることも多々あります。
『わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。』（イザヤ書４３章４節）
数々の御言葉に出会い救われました。
この出会いが偶然から必然に変わった時、感謝が訪れ、罪人である自分を受け入れることができたのです。

信仰によって自分がより豊かになり、与えられるばかりでなく、与えられる人になりたいと思っています。

祈りは尊く、癒やしであり、救いです。