メッセージ
あなたのみことばは, 私の 足のともしび, 私の 道の 光です.
詩篇 119:105

ダニエル書 2:27-45 (ダニエルが見た幻)

投稿者
tbic
投稿日
2022-05-30 08:42
閲覧数
304
ダニエル書 2:27-45『ダニエルは王に答えた。「王が求めておられる秘密を王にお示しすることは、知者や、呪文師、呪法師、占星術師などにはできません。しかし天に秘密を明らかにするひとりの神がおられます。この方が終わりの日に起こることをネブカドネツァル王に示されたのです。あなたの夢、寝床であなたの頭に浮かんだ幻は次のとおりです。王よ。あなたが寝床で思い浮かべていたのは、これから起こることです。秘密を明らかにされる方が、これから起こることをお示しになったのです。この秘密が私に明らかにされたのは、すべての生ける者にまさって私に知恵があるからではなく、その意味が王に告げられることによって、あなたの心の思いをご自身がお知りになるためです。王よ。あなたが見ておられると、なんと、一つの巨大な像が現れました。この像は巨大で、異常な輝きを放って、あなたの前に立っていました。その姿は恐ろしいものでした。その像は、頭は純金、胸と両腕は銀、腹とももは青銅、すねは鉄、足は一部が鉄、一部が粘土でした。あなたが見ておられると、一つの石が人手によらずに切り出され、その像の鉄と粘土の足を打ち、これを粉々に砕きました。そのとき、鉄も粘土も青銅も銀も金も、みなともに砕け、夏の脱穀場の籾殻のようになり、風がそれを運んで跡形もなくなりました。そして、その像を打った石は大きな山となって全土をおおいました。これがその夢でした。私たちはその意味を王の前に申し上げましょう。王の王である王よ。天の神はあなたに国と権威と力と栄誉を授け、また人の子ら、野の生き物、空の鳥がどこに住んでいても、これをことごとくあなたの手に与えて、治めさせられました。あなたはあの金の頭です。あなたの後に、あなたより劣るもう一つの国が起こり、その次の第三の青銅の国が全地を治めるようになります。そして第四の王国ですが、それは鉄のように強い国です。鉄はすべてのものを砕いてつぶしますが、その国は、打ち砕く鉄のように、先の国々をすべて粉々に砕いてしまいます。あなたがご覧になった足と足の指は、その一部が陶器師の粘土、一部が鉄でしたが、それは分裂した国のことです。その国にはある程度までは鉄の強さもありますが、あなたがご覧になったように、その鉄は粘土と混じり合っています。その足の指が一部は鉄、一部は粘土であったように、その国は一部は強く、一部はもろいでしょう。鉄と粘土が混じり合っているのをあなたがご覧になったように、それらは子孫の間で互いに混じり合うでしょう。しかし鉄が粘土と混じり合わないように、それらが互いに団結することはありません。この王たちの時代に、天の神は一つの国を起こされます。その国は永遠に滅ぼされることがなく、その国はほかの民に渡されず、反対にこれらの国々をことごとく打ち砕いて、滅ぼし尽くします。しかし、この国は永遠に続きます。それは、一つの石が人手によらずに山から切り出され、その石が鉄と青銅と粘土と銀と金を打ち砕いたのを、あなたがご覧になったとおりです。大いなる神が、これから後に起こることを王に告げられたのです。その夢は正夢で、その意味も確かです。」』

ダニエルが見たこの幻は驚くべき歴史的な預言です。とても面白いし、明確な未来の預言です。これはダニエルがバビロンに捕虜となって、そこに行っている間に、神様が彼に夢を通して見せて下さった預言ですが、最初はダニエルが見た夢ではなく、ネブカドネツァル王が見た夢です。人間の形の巨大な像が王の前に現れました。その像は異常に輝いていて、姿は恐ろしいものでした。だから王は夢の中で恐れていました。

その像をよく見ると、頭は純金で胸と両腕は銀、そして腹とももは青銅、その下のすねは鉄、その次に足と足指を見たのですが、一部は鉄、一部は粘土でした。そしてその鉄とドロドロの粘土が混じり合おうと努力しますが、なかなか混じり合わないのです。本当にその足と十本の足指が苦しんでいる時、突然天から一つの石が人手によらずに切り出され、その像の鉄と粘土の足を完全に打ち砕きました。だからその像は砕かれ、夏の脱穀場の籾殻のようになり、風がそれを吹き払うと、跡形もなくなりました。その後、巨大な像を打ち砕いた石だけが残り、大きな山となって、全土に満ちあふれているのをネブカドネツァル王は見たのです。

しかし王はその巨大な像を見てからすぐ、その夢を忘れてしまいました。だから夢が気になった王はバビロン全土の知者たち、呪法師、呪文師、占い師たちを呼び寄せて、その夢を解き明かすように命じたのです。それで知者たち、占い師たちは王に「見た夢を教えてください」と聞いたのですが、王は「その夢を忘れてしまった。だから自分が見た夢と、その解き明かしを同時に知らせなさい。」と命じたわけです。

これはとんでもない命令です。いい加減な王様です。夢の内容も知らないのに、どうやって解き明かしができるのでしょうか。とんでもない話です。しかし定められた日まで王に知らせることができなかったら、知者たちをみんな殺すと死刑の宣告が下されました。その時、ダニエルと三人の同僚(ハナンヤ、ミシャエル、アザルヤ)は神様に祈りました。「主よ、このネブカドネツァル王 に現れた秘密の夢を教えてください。」と切に祈ったのです。すると、ダニエルの夢の中にその巨大な像が現れました。

それで、ダニエルが王の前に立つわけです。「王様、何でこんなに焦りますか?王様が見た夢、そのすべての秘密を天の神が私ダニエルに全部見せてくださいました。その夢は王様から始め、人類歴史の終わりの日までを神が見せて下さった夢です。王様が見たものは巨大な像でした。」その時ネブカドネツァル王は、見た夢が思い出されました。「そうだ。大きな像を確かに見た。お前はそれを知っているから、お前が解き明かす夢の内容も噓ではない。さあ、はやく解き明かしなさい。」

「王様、王様が見た大きな像は、その頭が純金です。この金はネブカドネツァル王様、あなたです。バビロンの王が、この金の頭です。絶大権力を持っている金のような国、徹底した専制君主国家としてのあなたが純金の頭です。次にあなたより劣る国が、つまり銀の国が起こります。胸と両腕の国です。その次には軍事力は強いが、質は劣る青銅の国が現れて、その次は鉄の国が現れます。しかしその国の最後には一部は鉄、一部は粘土の足に該当する国が起こります。つまり一部は強く、一部はもろい(弱い)国です。その国々が互いに混じり合おうと努力しますが、混じり合わないのです。その国々が苦しんで、もみ合う時、突然天から切り出された一つの石が飛んで来ます。それは神の御子イエス・キリストがこの世に現れ、世の国々を滅ぼして、神の御子イエス・キリストが永遠に続く神の御国を建てるのです。」とダニエルは言ったわけです。

皆さん、バビロンの時代、今から2600年前にダニエルが見た夢、その預言がどういうふうに成就しましたか?バビロンのネブカドネツァル王の孫であるベルシャツァル王の時、メディア人のダリオスが軍隊を起こし、攻めて来てバビロンを滅ぼしました。その後、ペルシアがメディアと手を組んで昔のバビロンを支配したのです。メディアとペルシア王、だから両腕です。彼らが順番にバビロンを支配ました。

しかしメディアとペルシアの後、銀より劣るが軍事力は強い青銅の国が起こりました。その青銅の国が何ですか?マケドニアのアレキサンダー大王です。彼は30歳に軍隊を起こし、マケドニア(ヨーロッパ)を制覇して中東を含め、メディアとペルシアを征服し、インドまで攻め入りました。そしてインドまで来て、アレキサンダー大王は地の果てまで来たと大声で泣いたそうです。だから歴史上、一番最初にマケドニアのアレキサンダー大王が両足で、一つの足はヨーロッパを、もう一つの足はアジアを踏んだということです。彼はヨーロッパからアジアに至る大帝国を建てました。つまり、その青銅は腹から始め、もも、両足まで下りて来ます。両足というのは何ですか?一つはヨーロッパ、もう一つはアジアです。これは西と東を一つに繋げて連合した大きな帝国を建てたことを意味します。

しかしアレキサンダー大王は過労し過ぎて、また放蕩し過ぎて病気になり、わずか33歳で亡くなりました。だから彼が死んだ後、彼の部下4人が国を四つに分けて支配していましたが、それがローマによって統合されます。やはりローマも一つはヨーロッパ、もう一つはアジアに至る大帝国を築き上げました。ローマは歴史以来、最大の国を建て挙げたのです。それがヨーロッパとアジアを統合した両足の国です。

そして多民族国家時代である足指の時代に下りて来ます。これはローマが滅亡した後の2000年の歴史ですが、異邦人の歴史であり、キリスト教の歴史です。つまりイエス・キリストが十字架で死んでよみがえられた、その後の福音の時代です。これは福音が異邦の世界に伝えられる異邦人の時代を意味します。その異邦人の時代に両足の国、つまりローマから足指の国々が出て来ます。この足指の時代は、もう終わりの時です。

皆さん、よく見極める必要があります。昔ローマの版図から、つまりヨーロッパから足指十本の国々が合併する時代がやって来ます。その時代が来たら、もう終わりの時です。しかしその時代は、すでに来ていることを、ぜひ覚えてください。それがヨーロッパ連合(EU, European Union)です。1958年、当時ヨーロッパは団結しなければ、もう生きられないという切迫した時でした。旧ソ連の圧力と、アメリカや日本の経済力がヨーロッパを驚かせ、目覚めさせたのです。だからヨーロッパは団結しなければ、生きられないという危機感を強く感じ、1958年にローマで集まって、欧州経済共同体(European Economic Community)を企画して、ヨーロッパを統合するためのローマ条約を結びました。

それで彼らは一つになろうと一生懸命に努力しました。しかしなかなか難しかったのです。なぜですか?鉄と粘土だからです。豊かな国があれば貧しい国があり、強い国があれば弱い国がありました。東西ヨーロッパが一つになろうと努力したのですが、30年経ってもできませんでした。しかし、やっと鉄と粘土が混じり合ったのがいつですか?1991年12月11日にヨーロッパの首脳たちが集まって、1997年にヨーロッパを経済的に、外交的に統合することを決定し、みんなサインをしました。結局、どうなりましたか?1997年からヨーロッパは貨幣単位がEUROで、外交的にVISAも要らなくなって、自由に出入りするようになったのです。

皆さん、25年前に驚くべきことが、もう起こりました。ダニエルが2600年前に見た幻、その預言通りにヨーロッパは統合したわけです。そうしたらダニエルの預言通りであれば、十本の足指たちが統合したら、天から何が飛んで来ますか?一つの石が人手によらずに飛んで来ます。その石が誰ですか?イエス・キリストです。その時、イエス様は雲に乗って、天から下って来られます。そして、人間の歴史を中止させ、キリストの国(神の御国)を起こし、イエス様が直接支配される時代がやって来ると聖書に記されています。こう言われると、その時が間近になっていることが、はっきり分かります。もう私たちの世代に主の再臨を目の当たりにする可能性が高くなりました。

しかし聖書には終末の時に反キリスト(Antichrist)が現れると警告しています。ヨハネの手紙 第一 2:18、「幼子たち、今は終わりの時です。反キリストが来るとあなたがたが聞いていたとおり、今や多くの反キリストが現れています。それによって、今が終わりの時であると分かります。

そうしたら、統合したローマ版図(ヨーロッパ、アメリカ)から、とても強いリーダーが現れるはずです。彼が反キリストになると思います。平和を装って卓越した力を見せ、自分こそがメシアだと宣言します。テサロニケ人への手紙 第二 2:3-4、「どんな手段によっても、だれにもだまされてはいけません。まず背教が起こり、不法の者、すなわち滅びの子が現れなければ、主の日は来ないのです。不法の者は、すべて神と呼ばれるもの、礼拝されるものに対抗して自分を高く上げ、ついには自分こそ神であると宣言して、神の宮に座ることになります。

皆さん、今はもう終わりの時代です。主の再臨の時が本当に間近になっていることを、ぜひ覚えてください。その時の様子が、聖書にちゃんと描かれています。

マタイの福音書24:29-31、「そうした苦難の日々の後、ただちに太陽は暗くなり、月は光を放たなくなり、星は天から落ち、天のもろもろの力は揺り動かされます。そのとき、人の子のしるしが天に現れます。そのとき、地のすべての部族は胸をたたいて悲しみ、人の子が天の雲のうちに、偉大な力と栄光とともに来るのを見るのです。人の子は大きなラッパの響きとともに御使いたちを遣わします。すると御使いたちは、天の果てから果てまで四方から、人の子が選んだ者たちを集めます。」テサロニケ人への手紙 第一 4:16-17、「すなわち、号令と御使いのかしらの声と神のラッパの響きとともに、主ご自身が天から下って来られます。そしてまず、キリストにある死者がよみがえり、それから、生き残っている私たちが、彼らと一緒に雲に包まれて引き上げられ、空中で主と会うのです。こうして私たちは、いつまでも主とともにいることになります。

だから皆さん、私たちは引き上げられる日が本当に近づいて来たことを、ぜひ覚えてください。今、終わりの時代に生きる私たちは目を覚まして準備しなければなりません。これからは大事なことだけをする知恵が必要です。まず関心を神の御国とし、神の働きに集中する人が知恵ある人です。毎日毎日目を覚まして祈り、御言葉に従って歩む人は、みんな目を覚ましている人です。神様の最大の関心は魂の救いです。奉仕や健康の問題より、人々の救いの問題が大切です。私たちはもう共同墓地に入る時間がありません。ここにいらっしゃる皆さんは、生きている間に再臨なさる主を迎える可能性が高くなりました。

マタイの福音書 24:40-41、「そのとき、男が二人畑にいると一人は取られ、一人は残されます。女が二人臼をひいていると一人は取られ、一人は残されます。」ルカの福音書 17:34-35、「あなたがたに言いますが、その夜、同じ寝床で人が二人寝ていると、一人は取られ、もう一人は残されます。同じところで臼をひいている女が二人いると、一人は取られ、もう一人は残されます。」この御言葉が意味するのは何ですか?この御言葉はその時の地球上の様子をちゃんと描いています。アメリカでは寝ている間に引き上げられ、パレスチナでは臼をひいている時、つまり朝ご飯を食べる時に引き上げられます。日本では一生懸命に働くときです。だから主が再び来られる時、私たちはあっという間に変えられ、引き上げられて、主と共に永遠に生きる存在となります。これからさらに、大騒ぎになる日が近づいていることを、ぜひ覚えてください。

もちろん、イエス様はその日、その時がいつであるかは誰も知らないと言われました。天の御使いも知らないし、御子も知りません。ただ天の父だけが知っておられると言われたから、私たちがその日とその時を計算するのは愚かなことです。しかしながらも、私たちは神のご計画と摂理を、御言葉を通してある程度分かっているので、主の再臨がとても間近になっていることは確かです。そうしたら、私たちは準備しなければなりません。皆さん、5年10年はあっという間です。考えてみてください。10年の年月、長いように見えますが、しばらく経ったら10年です。イエス様が再臨なさる時も同じ感じだと思います。だから深い眠りから目を覚ます時が来たのです。私たちは、この世の思い煩いや心配などで、時間を無駄にする余裕がありません。これからは私たちの心を整理し、遠く旅立つ準備をしなければなりません。

例えば、人が長い旅をする時は旅立つ前に家を整理するのです。だから私たちは本当に遠い旅をする存在なので、私たちの人生を一つ一つ整理しながら、要らないものがあれば一つずつ捨てて、大切なことだけをする知恵が必要です。つまらないことに捕らわれて、忙しく行き来するのではなく、一番大切なこと、つまり神の国とその義をまず第一に求めながら、人々の魂を救い出す働きに集中し、再び来られる主を熱心に待つべきだと思います。私たちは最後の瞬間まで、この福音の働きを全うする責任があります。そのために祈らなければならないし、礼拝者としてしっかり立つべきだと思います。
合計 141
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ルカの福音書5:27-32(天の御国にゴミ箱はない)
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