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あなたのみことばは, 私の 足のともしび, 私の 道の 光です.
詩篇 119:105

ヨハネの福音書3:1-8(神の国はすでに来ている)

投稿者
tbic
投稿日
2022-10-09 21:30
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293
ヨハネの福音書3:1-8『さて、パリサイ人の一人で、ニコデモという名の人がいた。ユダヤ人の議員であった。この人が、夜、イエスのもとに来て言った。「先生。私たちは、あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。神がともにおられなければ、あなたがなさっているこのようなしるしは、だれも行うことができません。」イエスは答えられた。「まことに、まことに、あなたに言います。人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」ニコデモはイエスに言った。「人は、老いていながら、どうやって生まれることができますか。もう一度、母の胎に入って生まれることなどできるでしょうか。」イエスは答えられた。「まことに、まことに、あなたに言います。人は、水と御霊によって生まれなければ、神の国に入ることはできません。肉によって生まれた者は肉です。御霊によって生まれた者は霊です。あなたがたは新しく生まれなければならない、とわたしが言ったことを不思議に思ってはなりません。風は思いのままに吹きます。その音を聞いても、それがどこから来てどこへ行くのか分かりません。御霊によって生まれた者もみな、それと同じです。」』

神の国は私たちが死んだ後、行く所ではなく、すでに、ここに来ています。私たちが生きるこの地上に、もう来ています。今日の本文の3節で、「イエスは答えられた。まことに、まことに、あなたに言います。人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」と言われます。ここでイエスさまが「人は、新しく生まれなければ、神の国に入ることはできません。」と言われたのではなく、「神の国を見ることはできません。」と言われました。つまり言い換えれば、「神の国はもうここで見える。今ここにある。」ということです。しかし私たちが水と御霊によって生まれ変わり、御国のいのちを所有するまでは、それを見ることはできません。神の国は私たちと共に、今ここにあります。それは天と地上全体に及ぶ神の影響力を意味します。その神の国はどこにもあるのですが、それの現れはどこにもあるわけではありません。つまり、みんなが見ることができるとは限りません。

神さまは天の御国を、この地上に建てるために、イエスさまをこの世に送りました。神の国はイエスさま(十字架と復活の福音)を通して、この地上にも建てられ、神の国の一部としたわけです。もし私たちがイエスさまを受け入れ、生まれ変わったのであれば、私たちは神の国の一部となり、この世と違って別の見方が与えられ、別の方法で、この世を見ることができます。だから私たちは世の人々が見られないものを見られるし、聞けないものを聞けます。私たちは世の人々が分からないことを、もう分かっています。しかし肉体的には世の人々と同じく、この地上に生きるわけです。

ここで覚えてほしいのは、イエスさまが十字架にかけられ、死なれるために、エルサレムに入城し、祈りをささげられた時、天から声が聞こえました。神さまからの声でした。ヨハネの福音書12:28『「父よ。御名の栄光を現わしてください。」そのとき、天から声が聞こえた。「わたしは栄光をすでに現わしたし、またもう一度栄光を現わそう。」』そのとき、それを聞いていた群衆の中では、ある人は雷が鳴ったと言う人もいたし、ある人は天使がイエスさまに声をかけたと言う人もいました。ヨハネの福音書12:29「そばに立っていてそれを聞いた群衆は、雷が鳴ったのだと言った。ほかの人々は、御使いがあの方に話したのだと言った。」こういうふうに、彼らはそのみことばが分からなっかたのですが、私たちはそのみことばの意味がちゃんと分かるように、許された者です。

だから実際に、人は新しく生まれ変わらなければ、今神の国を見ることはできません。なぜかと言うと、生まれ変わった経験がない人は、神の国について聞いたり、見たりして分かるように、神の国が許されていないからです。しかし生まれ変わったとき、私たちは神聖な神秘のみことばが分かるようになります。まさに、みことばは秘密の書です。世の中で、誰でも許されているみことばではありません。一部の人々に、つまり選ばれて天の御国に入ることが定められた人々にだけ許された秘密の書が、まさに、この聖書、神のみことばです。だから選ばれた私たちは聖書を読むとき、その内容が分かります。その内容はイエス・キリストについての話ですが、聖霊さまがそれをはっきり、私たちに意味を教えてくださるから分かるのです。

神さまは今も、みことばを通して、私たちに神の国の秘密を教えてくださいます。マタイの福音書13:11、『イエスは答えて言われた。「あなたがたは、天の御国の奥義を知ることが許されているが、彼らには許されていません。」

そして私たちが神の国を見られる唯一の方法は、十字架の上にかけられたイエス・キリストを見上げる信仰のみです。イスラエルの民は荒野で神さまとモーセを恨み、つぶやいた結果、燃える蛇にかまれて、たくさんの人々が死にました。しかしその中でも、モーセが神の命令に従って旗ざおの上につけた青銅の蛇を見た者は、みんな生きました。民数記21:4-9、『彼らはホル山から、エドムの地を迂回しようとして、葦の海の道に旅立った。しかし民は、途中で我慢ができなくなり、神とモーセに逆らって言った。「なぜ、あなたがたはわれわれをエジプトから連れ上って、この荒野で死なせようとするのか。パンもなく、水もない。われわれはこのみじめな食べ物に飽き飽きしている。」そこで主は民の中に燃える蛇を送られた。蛇は民にかみついたので、イスラエルのうちの多くの者が死んだ。民はモーセのところに来て言った。「私たちは主とあなたを非難したりして、罪を犯しました。どうか、蛇を私たちから取り去ってくださるよう主に祈ってください。」モーセは民のために祈った。すると主はモーセに言われた。「あなたは燃える蛇を作り、それを旗ざおの上に付けよ。かまれた者はみな、それを仰ぎ見れば生きる。」モーセは一つの青銅の蛇を作り、それを旗ざおの上に付けた。蛇が人をかんでも、その人が青銅の蛇を仰ぎ見ると生きた。

この出来事は聖書全体を貫く、とても大切な出来事であり、中心のみことばでもあります。燃える蛇にかまれたイスラエルの民は薬を傷口にぬったわけではありません。また蛇と戦ったり、旗ざおの上につけた青銅の蛇を拝んだりしたわけでもないのです。そしてモーセを見つめたわけでもないし、ただ信仰によって、その青銅の蛇と、その背後で働いておられる神さまだけを見上げました。そのとき、回復が与えられたのです。

だからイエスさまは、この出来事を引用して、ヨハネの福音書3:14-15で、こう言われました。「モーセが荒野で蛇を上げたように、人の子もまた上げられなければなりません。それは、信じる者がみな、人の子にあって永遠のいのちを持つためです。」つまり、旗ざおの上につけた青銅の蛇は、十字架の上にかけられたイエスさまを現わしています。これが救いの唯一の方法です。だから真の救いの道は、十字架の上にかけられたイエスさまを、信仰によって見上げるしかありません。これが私たちの生きる唯一の道であり、神の国をこの地上で体験できる唯一の方法です。

私たちはみんなこの地上で、つまり荒野であるこの世の中で、蛇にかまれた死ぬ運命の可哀想な人生です。誘惑にまけ、あらゆるサタンの攻撃にぼこぼこにされて重傷を負った人々が、私たちです。だからこそ、イエスさまを見上げなければなりません。青銅の蛇であられるイエスさま、つまりイエスさまが私たちの身代わりとなって蛇(サタン)になったわけです。私たちがサタンの子どもとなっていたから、私たちが死ぬべき十字架の上で罪のないイエスさまが、私たちの身代わりとしてサタンになって死なれたわけです。そのイエスさまを見上げる者は、誰でも救われます。そして今ここで、この地上でも、神の国を生きることができます。

だからこの地上で天の御国を生きる者は、絶対に恐れません。イザヤ書41:10「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。

今サタンの誘惑、攻撃は激しいのです。だからあるクリスチャンは、こういうふうに質問します。「もし自分を攻撃するサタン、悪霊がいるなら、その悪霊を追い出せる人に行って、悪霊を追い出してもらうことはどうでしょうか?」と。しかしそれはだめです。悪霊を追い出すところではなく、みことば(聖書)に戻ってほしいのです。私たちクリスチャンは悪霊、サタン、どんな暗闇からも救出してもらう必要がありません。もし私たちが、ただ神のみことばを学び、適用できれば、そこにどれほどたくさんの悪霊が存在していても、それと関係なく、私たちは必ず勝利できます。例えば、どれほどたくさんのネズミがいても、一匹の猫を攻撃することはたやすくありません。ほぼ不可能です。なぜでしょうか?ネズミの中には、猫に対する本能的恐れがあるからです。霊の世界でも同じことが言えます。私たちクリスチャンにとって恐れは何もないし、誰に対しても恐れる必要はありません。神さまが私たちを選び、主の大使として、この世に送られたからです。だから私たちは世の中で、主の和解の働きを全うしなければなりません。そのため、私たちはそれぞれ、自分に与えられた天からの使命があります。だからこそ、私たちは敵よりもっと強く、もっと大きな力があるから安心してください。どんな敵も、私たちを妨げることはできません。

イスラエルの民が出エジプトして、あの国からこの国に移動するとき、神さまは言われました。申命記2:25、「きょうから、わたしは天下のあらゆる民に、あなたに対するおののきと恐れを抱かせる。彼らは、あなたのうわさを聞いて震え、あなたの前でもだえる。」引き続き、歴代誌第一16:20-22『彼らは、国から国へ、一つの王国からほかの民へと渡り歩いた。しかし主は、だれにも彼らをしいたげさせず、彼らのために王たちを戒められた。「わたしの油そそがれた者たちに触れるな。わたしの預言者たちに危害を加えるな。」』

これは、私たちに対する神の約束でもあります。だからどんな恐れもあってはなりません。私たちが持っているイエス・キリスト(イエスの霊)は、この世の万物よりも大きいからです。主は言われます。ヨハネの福音書14:30「わたしは、もう、あなたがたに多くは話すまい。この世を支配する者が来るからです。彼はわたしに対して何もすることはできません。」ヨハネの手紙第一4:4「子どもたちよ。あなたがたは神から出た者です。そして彼らに勝ったのです。あなたがたのうちにおられる方が、この世のうちにいる、あの者よりも力があるからです。

サタンと悪霊は私たちと何の関係もありません。だから彼らにどんな隙間も与えてはなりません。常に彼らが放つ恐れの矢を断ち切り、心配や不安を追い出してください。私たちはこの地上で、すでに神の国に入っている者だからです。ルカの福音書17:20-21、『パリサイ人たちが、神の国はいつ来るのかと尋ねたとき、イエスは彼らに答えられた。「神の国は、目に見える形で来るものではありません。『見よ、ここだ』とか、『あそこだ』とか言えるようなものではありません。見なさい。神の国はあなたがたのただ中にあるのです。」

祈り、愛する天のお父様、主の恵みによって生まれ変わり、愛する御子の天の御国に私たちを招き入れて下さり、本当にありがとうございます。さらに、私たちの中にある神の国と霊的力によって、天国の秘密を教えて下さったことを、心から感謝いたします。それによって、私たちがサタンと、この世の環境に打ち勝ち、最終的には逆転勝利を収めることができることを心から信じます。だから恐れや不安、貧しさ、病気、弱さ、失敗、これらは私たちと何の関係もありません。ただただ、みことばと聖霊の中で、神の国を生きるのみです。主イエス・キリストの御名によって、お祈りいたします。アーメン。
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