メッセージ
あなたのみことばは, 私の 足のともしび, 私の 道の 光です.
詩篇 119:105

マタイの福音書26:36-46(神の計画)

投稿者
tbic
投稿日
2023-06-05 14:16
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153
マタイの福音書26章36~46節『それから、イエスは弟子たちと一緒にゲツセマネという場所に来て、彼らに「わたしがあそこに行って祈っている間、ここに座っていなさい」と言われた。そして、ペテロとゼベダイの子二人を一緒に連れて行かれたが、イエスは悲しみもだえ始められた。そのとき、イエスは彼らに言われた。「わたしは悲しみのあまり死ぬほどです。ここにいて、わたしと一緒に目を覚ましていなさい。」それからイエスは少し進んで行って、ひれ伏して祈られた。「わが父よ、できることなら、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしが望むようにではなく、あなたが望まれるままに、なさってください。」それから、イエスは弟子たちのところに戻って来て、彼らが眠っているのを見、ペテロに言われた。「あなたがたはこのように、一時間でも、わたしとともに目を覚ましていられなかったのですか。誘惑に陥らないように、目を覚まして祈っていなさい。霊は燃えていても肉は弱いのです。」イエスは再び二度目に離れて行って、「わが父よ。わたしが飲まなければこの杯が過ぎ去らないのであれば、あなたのみこころがなりますように」と祈られた。イエスが再び戻ってご覧になると、弟子たちは眠っていた。まぶたが重くなっていたのである。イエスは、彼らを残して再び離れて行き、もう一度同じことばで三度目の祈りをされた。それから、イエスは弟子たちのところに来て言われた。「まだ眠って休んでいるのですか。見なさい。時が来ました。人の子は罪人たちの手に渡されます。立ちなさい。さあ、行こう。見なさい。わたしを裏切る者が近くに来ています。」』

東京ベイ国際教会(2023年6月4日)

*挨拶

インド宣教とこの小さき者どもを、皆様のお祈りとご支援によりお支えいただいておりますこと心から感謝いたしております。

そして今日は、この欠けばかりの未熟な者を、皆様の教会にお招きいただきましたこと心から感謝いたしております。本当にありがとうございます。

*序論(インドでの宣教の禁止、インドビザ問題)

私たちは、2001年に南インド内陸部セカンデラバードに派遣していただき22年になりますが、とても小さな奉仕しかさせていただくことの出来ぬ、誠に欠けばかりの未熟な者どもでございます。

インドでは外国人によるキリスト教宣教が許可されないため、私は最初は、YMCAの空手指導者としてビザを取得し、その後は学生ビザを取得してインドに滞在させていただき、小さな奉仕をさせていただいてきました。

しかし現在の私たちのインドビザは、友人を訪問することを目的にした一般の旅行者のビザです。このビザでは、短期間しかインドに滞在することが出来ません。

なおかつ、私たちに対するインド入国管理局の審査が厳しく、インドの空港での、毎回の入国審査・出国審査を無事通過することが出来るかどうかが深刻な問題になっております。

そのため私たちは、昨年8月からは、インドに入国後、わずか3カ月足らずでインドから出国させていただいている状態です。

この事をインドの関係者の方々と教会に対して、そしてご支援くださる日本の諸教会の皆様方に対して誠に申し訳なく思うばかりでございます。

私たちは昨年8月から10月まで約3カ月間インドに滞在させていただきました。

そして今年の1月半ばから4月半ばまで約3カ月間インドに滞在させていただき、日本に一時帰国させていただいております。

そして7月6日に、再びインドに出発させていただく予定です。

*報告(インドでの苦難、関係者、主ご自身による宣教)

1.インドでの苦難(インターネット接続業者との問題)

さて、昨年10月末に日本に来て、今年1月、インドに再び戻ると、非常に難しい問題に向き合うこととなりました。

昨年インドで新たに契約したインターネット接続業者の営業マンにだまされてしまい、1月にインドに戻って以来、苦難に向き合う日々が続いてきました。

そしてただ主の憐みにすがり、主の助けを祈り求める日々が続いてきました。

2.ラメーシュさん(マヘーシュ兄弟の父親)の回復

そのような難しさが続く中で、2月に、空手の元生徒マヘーシュ兄弟の父親ラメーシュさんが、呼吸器(肺)の問題で意識不明の危篤状態に陥り、病院の集中治療室で人工呼吸器を使用するようになってしまいました。

ラメーシュさんの回復を祈り求め、お見舞いを続けさせていただきました。

ただ主の憐みにより、ラメーシュさんに回復が与えられ本当に感謝でした。

マヘーシュ兄弟はイエス・キリストを信じ、洗礼を受け、彼の奥さんと子供も共に教会につながっており本当に感謝です。

しかし父親ラメーシュさんと母親ラクシミさん、そして妹スリーラタさんご家族は、キリストをまだ信じていないため、全ご家族の救いのためにお祈りしています。

3.淑子の健康問題

インドで1月から難しさが続く中、妻は2月に、狭心症の発作が2回起きてしまいました。しかし日本の循環器専門医から処方されている薬剤(ニトロ)を服用することで発作が治まり本当に感謝でした。

3月には何らかの感染症により、嘔吐、下痢、発熱が続き、体重が一挙に4~5キロ減ってしまいました。

しかし日本で生活させていただく中で回復させていただき感謝しております。

4.宣教は主ご自身の働き(すべての事に働いてくださっている主)

1月にインドに戻った後、様々な難しさが続いてきましたが、主の憐みにより、インドの関係者の方々との関係、教会との関係、地域の人々との関係を導き続けていただき、主に心から感謝いたしております。

私たち自身は、様々な難しさの中で四苦八苦の生活を続けておりましたが、すべての事に主が働いてくださっていることを実感させていただきました

そして宣教は主ご自身のお働きであることを改めて実感させていただいております

そして私たちは主の前に、主に対して、どうあるべきかが、いつも問われているのではないかということを改めて考えさせられております。

*本論

Ⅰ.インターネット接続業者との問題

さてインドのインターネット業者との間に生み出されている問題ですが、昨年8月末から10月末まで2カ月間契約したインターネット業者の営業マンにだまされてしまいました。

昨年10月末に日本に一時帰国する前、最初の契約通り解約するため、その営業マンに何度もお電話しましたが、解約していただくことが出来ず、その後も毎月続けて料金を請求されることとなりました。

今年1月(20日)インドに戻ると、その翌日、その業者から料金請求の電話があり非常に驚きました。

その後、その営業マンたちが我が家に来たので、解約手続きを行うことが出来、一安心しましたが、その時の彼らの話もすべて偽りであったことが後にわかりました。

そしてその業者から不当な料金請求が、電話でしつこく繰り返されました。

乱暴な話し方で、暴力団が他人を脅迫するように、私を脅迫するようなやり方でした。

私が、最初からのいきさつを説明しようとすると、一方的に電話を切られてしまうだけでした。

我が家に来た営業マンたちには、私から何度電話しても無視されるだけでした。

その会社の顧客ケアセンターに苦情申し立てを繰り返しましたが、まったく対応していただけませんでした。

日本ならば警察に相談しますが、インドで私たちが警察に相談するならば、私たちがインドに来る目的とインドでの活動を問い詰められ、宣教活動をしていることを知られるならば、国外追放に処せられますので警察に相談することが出来ませんでした。

請求される金額は数千円であり高額ではありませんでしたが、そのような詐欺と脅迫により、弱い人々からお金を奪い取る彼らの悪らつなやり方を受け入れ、お金を払うことは出来ませんでした。

しかし、その業者への対応で多くの時間を費やすと共に、精神的に大きなストレスを受け続けました。

解約できなければ、料金請求を繰り返されると共に、延滞金も発生し、請求される金額が大きくなりますので、私は非常に不安になり、その事への恐れが非常に大きくなりました。

私はその苦しみの中で、主の助けを祈り求めて、主に叫び、そして聖書の御言葉を繰り返して読み、そして繰り返し主に叫び求める日々が続きました。

その時、私の心に示されたのは、おもに次の御言葉です。

苦難の日に

わたしを呼び求めよ。

わたしはあなたを助け出し

あなたはわたしをあがめる。(詩篇50:15

主の前に静まり 耐え忍んで主を待て。(詩篇37:7

そして、イスラエルが奴隷の国エジプトから脱出した時、前には紅海が広がっており、後方からはエジプトの軍隊が負い迫っている、危機一髪の状態に追い込まれてしまった時の御言葉、

恐れてはならない。しっかり立って、今日あなたがたのために行なわれる主の救いを見なさい。………

主があなたがたのために戦われるのだ。あなたがたは、ただ黙っていなさい。

(出エジプト記14:13-14

そしてイザヤ書30章18節

それゆえ主は、

あなたがたに恵みを与えようとして待ち、

それゆえ、あわれみを与えようと立ち上がられる。

主が義の神であるからだ。

幸いなことよ、主を待ち望むすべての者は。  (イザヤ書30:18

私は、これらの主の御言葉に感謝し、この苦難の中から、主は必ず救い出してくださることを信じ、主に信頼していこうと、気持ちを新たにすることが出来ました。

しかしその後も、その業者からの脅迫電話とメッセージが繰り返されました。

そして私は精神的に大きなストレスを受け続け、気持ちが沈み込み、非常なうつ状態になり、死にたい気持ちにまで陥ってしまうこともありました。

その繰り返しの日々が続きました。

私は深刻なうつ病になっていたと思います。

その中で私は、自分自身の精神的な弱さと、信仰の弱さを、痛切に自覚させられるばかりでした。

過去において、私が苦難の中にある時、危機一髪のところで、主がご介入くださり、私を助け出してくださいました。私はそのような経験を何度もさせていただきました。

しかし今回、「主は、なぜ助けてくださらないのか。この苦難から救い出してくださらないのか。」と、私は苦しみの中で、その苦しみに耐え続けることが出来ず「死にたい」気持ちにまでなってしまいました。

そして苦難からすぐに救い出してくださらない主に対し、「主は、なぜ助けてくださらないのか。」と、疑問さえ抱いてしまいました。

私は本当に不信仰な人間です。

このように私は、宣教師としてインドに派遣していただくにはまったくふさわしくない人間です。本当に申し訳ございません。

Ⅱ.最終的に、イエス・キリストのゲッセマネの祈りに導かれる

そして、最終的に私は、イエス様のゲッセマネの祈りへと導かれました。

1.キリストの悲しみ、悩み、苦しみ

イエス様は、十字架につけられる前夜、弟子たちと一緒にゲッセマネに来て、悲しみもだえ始めらました。(マタイ26:37

そしてイエス様は、「わたしは悲しみのあまり死ぬほどです。」(マタイ2638とまで言われました。

マルコの福音書14:33では、「イエスは深く悩み、もだえ始め、」と書かれています。

またルカの福音書22:44には、「イエスは苦しみもだえて、いよいよ切に祈られた。汗が血のしずくのように地に落ちた。」と書かれています。

この時イエス様が、どれほど深い悲しみ、悩み、苦しみの中に置かれていたかを知ることが出来ます。

そしてイエス様は、天の父なる神様に、

「わが父よ、できることなら、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしが望むようにではなく、あなたが望まれるままに、なさってください。」(マタイ26:39と祈られました。

・イエス様は、ご自分の最も近くにいた十二弟子の一人イスカリオテ・ユダによって裏切られました。

・そしてイエス様が逮捕されると、他の弟子たちもみなイエス様を見捨てて逃げてしまった事が、マタイ26章56節に書かれています。

そのとき、弟子たちはみなイエスを見捨てて逃げてしまった。(マタイ26:56

・そして弟子の中でリーダー格のような存在であったペテロは、いざとなると、イエス様のことなどは知らないと、イエス様を三度も否認しました。

・イエス様は苛酷な暴行を受け、そして身体の肉を引きちぎる鞭で打たれ、激痛を受け、十字架につけられました。

どれほど激しい痛みと苦しみであったことでしょうか。

・数日前にイエス様がエルサレムに入城した時には、群衆のうち大勢の者が、イエス様を大喜びで迎えました。それにもかかわらず、わずか数日後には、群衆は、イエスを「十字架につけろ」と激しく叫び続けました。そしてイエス様は十字架に付けられました。

・イエス様が十字架につけられると、通りすがりの人たちも、十字架上のイエス様に向かって、「神殿を壊して三日で建てる人よ、もしおまえが神の子なら自分を救ってみろ。そして十字架から降りて来い。」と、頭を振りながらイエス様をののしって言いました。

そして神の子イエス・キリストは、父なる神様から見捨てられました。

イエス様は、死ぬ直前に「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか。」(マタイ26:46と大声で叫ばれました。

そしてイエス様は、死んで、死人の世界(よみ)に下りました。

多くの人々から見捨てられ、ご自分の弟子から裏切られ、見捨てられ、そして父なる神様からも見捨てられる。

これはイエス様にとって、どれほど大きな悲しみ、悩み、苦しみであったことでしょうか。

神の子イエス・キリストご自身が、深い悲しみと悩み、苦しみにより、死ぬほどの精神状態に陥っておられます。

神の子であられ、そして人の子でもあったイエス様は、人間としての弱さも持っておられました。

だからこそイエス様は、私たち人間の弱さ、死ぬほどの悲しみ、悩み、苦しみさえも、ご理解くださるのではないでしょうか。

その死ぬほど大きな悲しみ、悩み、苦しみの中でイエス様は、父なる神様に、

「わが父よ、できることなら、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。」とお祈りされましたが、それに続いて、「しかし、わたしが望むようにではなく、あなたが望まれるままに、なさってください。」(マタイ26:39とお祈りされておられます。

天の父なる神様は、真の愛の神であられ、全知全能であられますから、神様のご計画こそが最善であります。ですから神様の望まれる事、神様の御心、神様のご計画が成し遂げられることこそが最善であります。

2.神の計画(人間を救うための神の計画の成就)

しかし神の子であられ何一つ罪のないイエス・キリストが、なぜこれほど大きな苦しみを受け、殺されなければならなかったのでしょうか。

神様のそのご計画は、いったい何であったのでしょうか。

それは、私たち罪深い人間が、罪の中で永遠の滅びに至ることがないように、人間の罪に対する神の刑罰のすべてを、神の子イエス様が、私たち人間に代わって受けてくださいました。

私たち人間のすべての罪、この私の罪に対する神の刑罰を、神ご自身であられる神の子イエス様が身代りに受けてくださいました。

それは天の神様が、私たち人間のすべての罪を赦し、私たちがこの地上での命が尽きた後、天国の神様のもとで、永遠の祝福の中を永遠に生き続けることが出来るようになるためです。

そのために神の子イエス・キリストが、私たち人間が受けるべき神からの刑罰を、私たちに代わってお受けくださり十字架で死んでくださいました。

これが、私たち人間に対する神様の愛です

神の子イエス・キリストの身代りの死によって、私たち人間に、すべての罪の赦しが与えられ、天国への救いの道が開かれました。

これが、人間の救いのための、神様ご自身の測り知れないご計画です

Ⅲ.クリスチャンの苦しみと悲しみ(神の計画)

1.John Peter兄弟

私は今回インターネット業者から苦しめられ、主の憐みと主の助けを祈り求めながら、神様のご計画について考えさせられると共に、いつも私の心に浮かんでくる人がいました。

それは非常に大きな苦しみと深い悲しみを経験されていらっしゃる人のことです。

私たちがインドの現地で所属する教会に、John Peterさんという兄弟がおります。私よりも少し年配の方です。

John Peterさんの奥さんはMonaさんという方でした。Monaさんは、教会の他の姉妹方と共に数か所のスラムエリヤに子供たちへの伝道活動に毎週行かれていた、とても愛の深い模範的な信仰者でした。

しかし腎臓にご病気を抱えておられ、2020年4月に天に召されました。

Monaさんが天に召され、John Peterさんと娘のSharonさん、お二人だけになってしまいました。

息子さんもおりましたが、息子さんは高校を卒業された頃、若くして既に天に召されておりました。

John Peterさんは数年前に、心臓にペースメーカーの埋め込み手術を受けておりますが、糖尿病のため、昨年11月に右脚を膝下から切断されてしまいました。本当に大きな苦しみと深い悲しみであったことと思います。

私たちはその時日本に来ておりました。

そしてJohn Peterさんの娘Sharonさんは、まだ独身でしたが、転倒されて頭を打ったことが原因で、今年1月11日、天に召されました。

私たちがインドに戻る前の週のことでした。

娘さんが若くして天に召されたことは、John Peterさんにとって、どれほど深い悲しみであったことでしょうか。

そして、まだ右脚を切断されたばかりのJohn Peterさんが、家族で、お一人となってしまいました。

良き信仰者のご家庭に、なぜそのような出来事が起こるのでしょうか。

人間の目で見るならば、それは不幸としか思えないことかもしれません。

John Peterさんご家族に対する神様のご計画は、いったい何なのでしょうか。

1月20日、私たちはインドに戻りましたが、その後John Peterさんにお電話しますと、John Peterさんは、私の妻の健康を非常に心配してくださっており、インドに戻った私たちに大きな励ましを与えてくださいました。

そしてその後John Peterさんは、私たちに毎日朝夕、携帯電話から聖書のメッセージを送ってくださいます。

私たちだけではなく、多くの人々に対してメッセージを送信していらっしゃると思います。

彼が送ってくださるメッセージは非常にすばらしいメッセージです。

彼からのメッセージを通して本当に大きな励ましを与えられると共に、その御言葉とメッセージは私たちの信仰成長と信仰生活の糧となっています。

今、どれほど多くの人々が、彼のメッセージを信仰生活の糧としていることかわかりません。

ローマ人への手紙8章28節に、

「神を愛する人たち、すなわち、神のご計画にしたがって召された人たちのためには、すべてのことがともに働いて益となることを、私たちは知っています。」

と書かれています。

大きな苦しみと深い悲しみを経験されていらっしゃるJohn Peterさんでありますが、その大きな苦しみと深い悲しみの経験を通しても、John Peterさんは、神様の御栄光のために、神様から大いに用いられています。

神様には、人間には測り知ることの出来ない、神様ご自身のご計画があります。

2.私に対する神の計画

それでは今回私が、インターネット業者から苦しめられることについての、私に対する神様のご計画は何なのでしょうか。

(1).自分の罪の悔い改め

私は、マタイの福音書7章3節の御言葉を導かれました。

あなたは、兄弟の目にあるちりは見えるのに、自分の目にある梁には、なぜ気がつかないのですか。」

私は私自身が今まで犯してきた罪、インドの人々に対する愛のなさ、私は自分自身の罪を悔い改めに導かれました。

ヨハネの黙示録2章4節には、

「けれども、あなたには責めるべきことがある。あなたは初めの愛から離れてしまった。」

インドの人々に対する私自身の愛について点検し、悔い改めていかなければなりません。

(2).悪い者に手向かわない

また、マタイ5章39-40節の御言葉を導かれました。

「しかし、わたしはあなたがたに言います。悪い者に手向かってはいけません。あなたの右の頬を打つ者には左の頬も向けなさい。

 あなたを告訴して下着を取ろうとする者には、上着も取らせなさい。」

これは非暴力の絶対平和主義であり、自分に害を加える人に一切手向かわないことです。

残念ながら、これは私にはまったく出来ていないことです。

私をだまし偽り、そして脅迫してくるインターネット業者を、そのまま赦すことが出来ておりません。

(3).敵を愛する

そして、マタイ5章43-44節

「『あなたの隣人を愛し、あなたの敵を憎め』と言われていたのを、あなたがたは聞いています。

 しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。」

「自分の敵を愛し、自分を迫害する者のために祈る」

これも私にはまったく出来ていないことです。

(主の祈り)我らに罪をおかす者を 我らがゆるすごとく

      我らの罪をもゆるしたまえ

私は毎日「主の祈り」を祈っていても、自分に対し罪をおかす人を赦すことが出来ていません。

私を苦しめてくるインターネット業者を赦し、その人々を愛し、その人々のために祈ることが出来ていません。

そしてイエス様は、主の祈りに続いて、マタイ6章14-15節で、

「もし人の過ちを赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたを赦してくださいます。

しかし、人を赦さないなら、あなたがたの父もあなたがたの過ちをお赦しになりません。」

と教えておられます。

自分に対して罪を犯す人を赦すこと、そして自分の敵を愛するということは、イエス様の教えの中で大切な教えの一つです。

私はインターネット業者から大きな苦しみを受けてきましたが、この事を通して、私自身のクリスチャンとしてのあり方、クリスチャンとしての生き方の訓練をさせていただいております。

私はこれらの御言葉を通して導きを受けると共に、不当な請求であっても、その請求額を払わなければ解約手続きをしていただくことができないため、やむを得ず3月9日、その請求額を払い解約手続きを行いました。

最初の契約時に3カ月分を前払いしてあったため、2,500円位の支払いで済みました。

しかしその営業マンたちの最初からの偽り行為が尾を引いており、いまだに解約が完了しない状態です。

(4).主を待ち望む

今後どのようになるかわかりませんが、ただ主の憐みにすがり、全知全能の主に信頼し、主を待ち望んでいきます。

主の前に静まり 耐え忍んで主を待て。(詩篇37:7

それゆえ主は、

あなたがたに恵みを与えようとして待ち、

それゆえ、あわれみを与えようと立ち上がられる。

主が義の神であるからだ。

幸いなことよ、主を待ち望むすべての者は。  (イザヤ書30:18

私たちに押し寄せるすべての問題も、すべて主の御手の中にあることであり、すべて神のご計画の中で、神がすべてのことをともに働かせて益としてくださいますから、神が必ず最善なる解決を与えてくださいます。

神のご計画こそが最善であります。

だから、主の前に静まり 耐え忍んで主を待たせていただきたく願います

主は、私たちに恵みを与えようとして待っておられ、あわれみを与えようと立ち上がってくださいます。主が義の神であるからです。

幸いなことよ、主を待ち望むすべての者はと語られております。

*結論

ヨハネの福音書16章33節で、イエス様は弟子たちに、

「世にあっては苦難があります。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝ちました。」とお語りになっておられます。

私たちは、この世にあっては様々な苦難があります。「しかし、勇気を出しなさい。」とイエス様はお語りくださいます。なぜならイエス様は、すでにこの世に勝っておられるからです。

そしてイエス様は死にも勝利され復活されました。そして天に昇り、天の神様は、もう一人の助け主として聖霊を私たちに送ってくださいました。

今、神様ご自身がもう一人の助け主(聖霊)として私たちのうちにおられ、いついかなる時にも私たちを離れることなく、私たちを助けてくださいます。

そして神様は、いつも私たちに御言葉を語り掛けてくださいます。

恐れるな。わたしはあなたとともにいる。

たじろぐな。わたしがあなたの神だから。

わたしはあなたを強くし、あなたを助け、

わたしの義の右の手で、あなたを守る。 (イザヤ書41:10

神様ご自身が、いつも私たちと共にいてくださり、私たちを強くし、私たちを助け、お守りくださいますから、神様に信頼し、この地上での生涯を全うさせていただきたく願います。

そして私たちは、この地上での生涯を終えた時、永遠の天国に迎えていただき、天の神様のもとで、永遠の祝福の中を永遠に生かしていただける約束が与えられています。

ヨハネの黙示録21章3-4節を読ませていただきお祈りさせていただきます。

「見よ、神の幕屋が人々とともにある。

神は人々とともに住み、人々は神の民となる。

神ご自身が彼らの神として、ともにおられる。

神は彼らの目から

涙をことごとくぬぐい取ってくださる。

もはや死はなく、

悲しみも、叫び声も、苦しみもない。

以前のものが過ぎ去ったからである。

(2023年6月4日 熊井宏之)

説教要旨(神の計画)

私たちの生涯には様々な苦難があるが、主に祈り求めるならば主は助け出してくださる。しかし時には自分が望むように祈りが叶わないこともある。キリストも十字架に掛かる前夜、悲しみもだえながら「わが父よ、できることなら、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしが望むようにではなく、あなたが望まれるままに、なさってください。」と祈り、十字架での処刑に向かっていく。そして神の子キリストの激しい苦しみと死によって人間の罪が赦され天国への救いの道が完成した。

良き信仰者が苦難に襲われ、人間の目で見ればその時は不幸としか思えないこともある。しかしそのすべては神の測り知れない計画の中にあり、すべてが益とされ神の栄光が現わされていく(ローマ8:23)。神の計画こそが最善である。

いつも私たちと共にいてくださる主に信頼し、地上での生涯を全うしたい。やがて天国では「神ご自身が彼らの神として、ともにおられる。神は彼らの目から涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、悲しみも、叫び声も、苦しみもない。」(黙示録21)

熊井宏之
合計 142
手順 タイトル 投稿者 投稿日 推薦 閲覧数
142
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ヨハネの福音書16:25-33(わたしはすでに世に勝ちました)
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ヨハネの福音書 14:1-5(変えられた言葉が新しい人生を造る)
tbic | 2024.03.10 | 推薦 1 | 閲覧数 44
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ヨハネの福音書6:1-13(頭ではなく、ハートで働く)
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ヨハネの福音書1:47-51(正直なら、天が開く)
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