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あなたのみことばは, 私の 足のともしび, 私の 道の 光です.
詩篇 119:105

ピりピ人への手紙4: 13 (天路歴程)

投稿者
tbic
投稿日
2025-02-02 16:15
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ピりピ人への手紙4: 13 「私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです。」

天路」は多くの世代にわたって、クリスチャンに深く愛され、歴史上聖書の次に多く読まれた信仰の本です。「天路」は1678年に初めて出版され、出版の初年度だけで10万部以上が売れ、1682年にオランダ語に翻訳された後、120カ国に翻訳されたキリスト教文学の古典で、今日でもベストセラーとなっています。

19世紀の説教の皇太子と呼ばれたイギリスのチャールズ·スポルジョン先生はこの本を100回以上読んだと言われており、韓国最高のリバイバル師だったイ·ソンボン牧師はこの本を読み、また読み、天路歴程の註解で有名です。韓国版の初版は近代初の翻訳小説であるうえ、基山金俊根の版画があり、史料的価値も高いと評価されています。このように「天路」は信仰的にも文学的にも偉大な功績を残しました。

こんなに偉大な本を書いたJohn Bunyan(ジョン・バニヤン)はどんな人でしょうか?

彼は1628年、宗教改革がイギリスで起こる直前に、ある貧しい鍛冶屋の息子として生まれました。小学校だけを苦労して卒業し、やっと読み書きだけを学んだ彼は16歳の時にクロムウェルの議会軍守備隊に入りました。1647年に議会軍が解散すると、故郷に帰って結婚し、4人の子供をもうけました。彼は救いを得るために自分の生活を新しくし、悪い習慣を捨てましたが、神さまとの和解はできませんでした。そうするうちにマルティン・ルターの「ガラテヤ書註解」の本の中で、神さまの救いの恵みを強調する内容を読んで、ついに回心しました。そしてベッドフォードで平信徒の説教者として働きを始めました。昼間は鍋やフライパンを修繕し、夜と週末は魂を救う説教をしました。彼の力ある説教により、数多くの回心者が生まれました。

そんな中、チャールズ2世が復位しましたが、彼はクロムウェルが統治していた時期に認めていた宗教の自由を剥奪し、ジョン・バニヤンを「許可なく説教した」という罪で逮捕しました。説教をしないという約束をすれば、すぐに解放されましたが、彼はそうせず、12年間も刑務所に閉じ込められていました。その間、妻のメリーが亡くなり、3人の子供は孤児のように捨てられた人生を生きなければなりませんでした。悲惨な状況の中で、バニヤンは神さまにこのように祈りました。

神さま、とても苦しいです。神さまのために私がまだやるべきことがっていますか?もし私にやるべきことがっていたら、絶望しません。それが何なのか、見せてください。

すると神さまは、バニヤンの心の奥深くに静かな声で「あなたは文を書きなさい」と聞かせてくださいました。祈りの中で、天国に向かって歩む一人(クリスチャン)の幻を見ることになります。こうして「天路」は始まりました。

バニヤンが獄中に収監されたことは、おそらく「天路」の誕生のための神さまの素晴らしい摂理だったと思います。将来滅びることになる罪に満ちた破滅の町を離れ、天国に向かって旅立つ、ある巡礼者(クリスチャン)の旅路を荘厳な叙事詩のように描き出しているこの「天路」は、苦悩と回心、伝道と迫害、そしてついに最後の勝利につながるバニヤン自身の苦しい生涯を隠喩的に表現した作品と言えます。

天路」の原題は日本語、韓国語では「(Pilgrim)の旅、行程(Progress)」と訳すことができますが、韓国では1895年ジェームズ·ゲール宣教師が「天路」と名付けて、以後すべての翻訳本がこの題名を使っています。

ジョン・バニヤンは肺炎で闘病生活を送り、1688年に死を迎えるまで、説教をやめませんでした。彼はすごい能力者でも、高い学歴と学閥、良い家柄や卓越した頭を持っているわけでもありませんでした。しかし彼は監獄に閉じ込められた現実や妻の死という苦痛に焦点を当てずに、ただ神さまだけを見上げました。

同じように監獄に閉じ込められた人がいますが、ある人は監獄のほこりや劣悪な環境を数えながら不平を言う人がいて、ある人は夜空の星を数えながら夢を見る人がいます。ある人は過去の不幸と失敗、起きてもいない心配をつかんでいて、ある人は神さまの約束の言葉をつかんで喜びと希望を見る人もいます。

クリスチャンは私たちの人生のほこりを数えながら不平を言ったり絶望したりする人々ではなく、夜空の星を数えながら未来の希望と永遠の命をつかんで生きる人々です。

歴史家チャールズ·ベアードは、「花がミツバチに蜜を奪われるその瞬間にも、神さまは受精の神秘をえる」と言いました。夜が暗いほど、神さまは星をより輝かせます。神さまが回す歴史の石臼は、たとえゆっくりと回りますが、正確に回ります。神の歴史は絶望の時代に希望を作っていく人々に祝福を与えてくださいます。

クリスチャンは闇の中で光を見る人であり、破壊の中で建設を見る人です。また不正の地で肯定を見る人、絶望の世界で希望を作っていく人が、まさにクリスチャンです。「人間の試練と危機は、すなわち神の機です。」本来「危機」という言葉は「」という言葉と、「」という言葉の合成語で、「危機には危在していると同時に、また機にもなる。」ということです。

このような面で私たちが迎える危機は神さまの祝福の始まりなのです。小学校しか出ず、監獄生活に妻の死まで経験したバニヤンですが、試練と危機の中でさらに神さまを頼りにして、「私をくしてくださる神さまによって、私はどんなことでもできるのです。」という信仰があり、また神の声に聞き従ったために「天路」という偉大な本を書くことができたのです。

奇跡の時代が消えたわけではありません。奇跡を信じるだけの信仰の時代が消えていくだけです。そして奇跡が消えたわけではありません。切実な祈りが消えたのです。神の力と祝福の約束が私に臨まないのは、信じて祈らないからです。

ヨハネの福音書14:14「あなたがたが、わたしの名によって何かをわたしに求めるなら、わたしがそれをしてあげます。

コリント人への手紙第二1:20、『神の約束はことごとく、この方において「はい」となりました。それで私たちは、この方によって「アメン」と言い、神に光をするのです。

神様は「何でも」与えて、「いくらでも」くださると約束しました。それで、「どこでも、いつでも、何でも、いくらでも祈りなさい。」と言われます。しかし問題だけを見て、失敗と絶望に目が合っている人は祈ることができません。神の約束と希望に焦点が当てられている人は、今日も今も祈ることができます。切実な祈りは奇跡を起こします。

私たちはジョン・バニヤンの人生を通して信仰の見本を学び、日々約束の御言葉を握りしめ、主を信じて、切実に粘り強く祈り、常に神の働きと臨在を体験することを、切に祈ります。

祈り、

私を強くしてくださる父なる神さま、信仰の先輩たちを見るたびに、私の信仰の足りなさと弱さを見ます。主よ、険悪なこの世を信仰によって勝利できますように、毎日主に頼らせてください。私に起きるすべての出来事を信仰の目で見ることができますように、問題を見ずに主に焦点を当てて生きるようにしてください。2025年も暗くて悲観的なニュースで始まったのですが、神さまの約束を信じて、切実に祈ることによって神の働きが起こされますように助けてください。イエスさまの御名によってお祈りします。アーメン!
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ピりピ人への手紙4: 13 (天路歴程)
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