私はクリスチャン5代目です(Y.M)

私は子どもに携わる仕事をしています。そして子どもに関わるときに大切にしていること、気をつけていることがいくつかあります。

まず1番大切にしているのは愛情です。

当然ですが愛情はどの子どもにも必要なものです。特に問題行動をおこす子どもには他の子どもがいないところで○○ちゃんは特別に誰よりも一番好きだよ、一番かわいいよ、かっこいいよと声をかけます。今はコロナのせいでためらう時もありますが、子どもによってはハグをしたり頭を撫でたり膝に座らせたりもします。

子どもが心を開かなくても嫌がらなければ声をかけ続けるようにしています。

そして時にはその親にも愛が必要な場合もあるので親の話にもできるだけ寄り添うようにしています。

2番目に気をつけていることは安全、安心です。

日本は災害も多いので大きな地震が起きても子どもたちを守ることが出きるようにいつも備えています。また、日々の生活のなかでも怪我をしないように、危険な行動をしないよう注意して、子どもたちが心配なく安心して過ごせるように気をつけています。

3番目は毎日を楽しく過ごせるようように工夫することを心がけています。

大人でもつまらなければ何事も長続きしません。楽しかったという経験はやる気を起こさせてそれが大きな成長に繋がります。その子どもの成長に何が必要かを考えて指導の計画を立て、毎日新しいことを経験し学んでいく子どもたちを退屈させないように、多少難しいことであっても楽しく学べるように工夫します。そして毎日教室に喜んで来ることが出きますようにと祈ります。

他にも大切にしていることがありますが、今お話ししたこと、愛情を注ぐ、安心を与える、その子どもにあった計画を用意して楽しく学べるようにする、毎日希望を持って元気に教室に来られるように祈る、これらは実は私たちの生まれる前から今現在まで全部、神様が私たちにしてくださっている事だと言うことがわかります。

私が一番神様からいただいているものも愛です。私はクリスチャン5代目で、洗礼を受けてから20年以上経ちましたが洗礼を受けるまでもとても時間がかかりました。その長い間も見守り、こっちへ来なさいと私から離れてはいけないと導いてくださっていました。クリスチャンとなった今でも聖書を読むのは好きではなく、お祈りも適当に済ませることもよくあって全く模範的なクリスチャンではない私です。いつもいつも群れを離れて迷ってしまう子羊のような私ですが神様は愛を持って探しだし、毎週、教会の群れへと連れ戻し、居るべき所に置いてくださいます。何よりどんなときでもあなたと共にいる、あなたを愛しているとおっしゃってくださいます。

そして私の事を神様が愛してくださるので平安も与えられます。

人間関係や、仕事や収入、病気、将来のことなど不安になることばかりです。しかし嫌なことがあっても神様は次の日の朝をいつも新しくご用意くださって必要なもので満たしてくだいます。悩む私たちに野の鳥や草花たちより優れている者なのだから父である神様がよくしてくださらないわけがないと、悩むのはやめなさいとおっしゃいます。そして困難があっても必ず脱出の道もご用意くださっているのですからそれを信じれば平安が与えられます。

そして3番目に愛と平安が与えられて私は喜んで毎日を楽しく過ごすことができます。楽しく過ごすと元気が出るので希望も与えられます。

私は不完全な教師ですが、これまで約30年何とかやってきて、今ではベテランの教師として後輩の指導までするようになりました。

それは神様が私に愛を注ぎ平安や希望をくださって守ってくださり、時には励まし、時には叱り導いてくださっているからです。そして神様がしてくださることの真似をしてきたからだと思います。

罪のある私には当然、神様のようにはできませんが子どもと接する時だけでなく日々の生活の中でも神様が私にしてくださることを覚えて感謝して、できるだけ神様の真似をする生活を心がけたいと思います。神様の真似をする、とてもおそれ多くとても難しいことですが、でもそれをすることは正しく成長し、楽しくよい人生を送るための近道だと思います。